×××こぉんな日××× |
2004年02月10日(火) +++ おじいちゃん ◎ +++ 私の祖父の祥月命日でした。 享年60歳なので 亡き父と同じ歳に 逝ったことになります。 それは 私が4歳のときで あと2ヶ月もすれば 妹の誕生に間に合う はずだったのに。 だから 妹は おじいちゃんの存在を未だに味わった事がありません。 (母方のおじいちゃんは戦死でした。) 今の陽菜がそうであるように 何をしても 絶対的な愛情を注いで くれた祖父の存在は今でもとてもとても大きく それが 証拠に 私の記憶は 二歳ぐらいから始まっています。 それは 母や祖母も知らなかった事。 昔の指はじきのパチンコやさんに内緒で連れて行ってもらって チョコクリームの挟んだウエハースを景品で選んでもらったこと。 帰りに 妙に薄ぐらい喫茶店で 上に真っ赤な缶詰のチェリーの のったアイスクリームを食べたこと。 パトカーに乗せてもらったこと。(祖父は県警に勤めていました) 夕方 長い長い坂を 手をつないで あがったこと。 たぶん幼い私にとって とてもとても 暖かく キラキラした時間 だったに間違いなく 自分の事なんだけど こうやって脳裏に深く 刻まれていた事を嬉しく思います。(うまく表現できないな) 自分に自信がなくなったときやさみしくなった時、 世界中に私を理解してくれる人なんていないと落ち込んだ時 あぁ おじいちゃんは絶対に私を愛していてくれたと 思いだし 何度も何度も救い出してくれています。 陽菜を産んだ時に お仕事で一緒になる方に「子供の時に愛されたと 言う記憶があるという事は とてもとても 大切だから 叱ったり 子育てに迷ったりする事はきっとあるだろうけど 思いっきり 抱きしめて 大切にしてあげるそんな時間もしっかり作りなさい」と 言われたことを思い出しました。 そうなんだな。 私は そうやって おじいちゃんに助けられてきたんだ。 そのアドヴァイスと自分の体験が たった今 重なり合いました。 陽菜の記憶の中にも お義父さんとの優しい時間が いつまでも 残って行って欲しいと思います。 明日は お墓参り。 ホンノ一瞬 陽菜よりも小さい自分に戻ります。 |