×××こぉんな日×××

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2001年12月09日(日)    +++落ち込む+++




   魔の土日が終わった。
   こと 日曜日の仕事は きつかった。
   前回の耳コピもきつかったが 今回のは さらに上回っていた。

   ラップやクラブ系の音楽を 一人で エレクトーンで演奏するとなると
   耳の正確さも必要だが どう乗りきるかと言うアイデアも
   必要だ。

   いかに ”らしさ”を出そうか・・・?と知恵を絞る。
   でも 反面どうごまかすか?と言う所と 背中合わせなのだ。

   今回 体の不調もあり ごまかす方に力が入った。
   そして 山高くつまれたCDに 思いっきり腰が引いてた。
   FAXで 送られてきた進行表には 「元ヤマハ講師の演奏有り」と
   太字で記されていたので 尚のこと 気が重かった。

   いつもなら チェックするはずの 両家名もチェックせず
   ひたすら 仕事から帰宅→夕飯→ひなを寝かせ理事長に託す→
   実家に戻り深夜2〜3時まで 耳コピ&練習・・・だった。

   前日の午前2時。不意に 進行表を見て新郎側の名前に疑問を持った。
   そうある名前ではない。もしかして Sにゃんの弟?

   ヤマハのインストラクター時代の同僚と同じ名前。
   こんな夜中 確認もできない。
   あと12時間後には 披露宴も始まっているのだ。
   大急ぎで帰り 大急ぎで眠った。

   現場に入って 打ち合わせの時 やっぱりそうだった。
   友達の弟と判明。
   一気に 緊張が解け う〜〜んとりラックスした演奏ができた。はず。

   なつかしい話しを 彼女としながら あっという間に
   2時間30分が過ぎた。

   こんなことなら・・・もっと やり方があったはず。
   そう思った私が 嫌だった。

   相手が 誰でも どんな金額でも 仕事は仕事。
   
   思いっきり ミスタッチで演奏がずたずたになるよりも
   もっと後味が悪い。

   私は いつのまに ごまかす事を考えるようになったのだろう。
   10数年の仕事のキャリアは 経験とずるさを身につけた。

   ずるさを認識しつつ そこを回避していく。
   それが プロなのでは ないのか・・・。

   今回は 新郎新婦がたとえ 多少気に入らない個所があっても
   きっとクレームにはならない。

   持つべきものは友。
   友達に 助けてもらった。

   落ち込んだ。
   落ち込むだけ落ち込んで また 頑張ろう。
   
   当分・・・弾きたくないし 聴きたくないけど・・・。
   そうも 言ってられないしね。
   




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