魚には瞼がない hoge 2003年08月29日(金)

最近、金魚をみてると金魚もよってくるようになった。
金魚には瞼がなくて、
大きな目とずっと目が合ってるんだけれども
餌をあげないときも、私が見えてるんだろうか。
確かに瞬きもせず、私を見てるんだけれども、
餌を貰えないと分かった瞬間から、
徐々に風景に溶けていってしまったりするんでは ないだろうか。

でも、やはり寄ってきて離れないんだから、
一応認識してるのかな。
あの瞬きしない目に映ってるのは
確かに私なんだろうか。



きっと
次ぎに死んでしまうのは
出目のアックソと思っていたのだけれども、
和金のヒブナちゃんが死んでしまった。

ヒブナちゃんだけは最後まで生き残ると信じていたのだけど。
買い始めた当初はアックソをいじめたりして子憎たらしいやつだったけど
結局、食い意地が張ってる為か、一番なついて、そして
具合が悪くなる事もなかったので、常に餌を与えていて
そのおかげで身体も結構大きくなった。
なんだかんだで、かわいくなって改名したりした。

けど、死んじゃった。

がっこにいってる間に、バケツから飛び出しちゃった。
飛び出し防止に、かなり水を浅くしかはってなかったんだけど、
やはり上に何かかぶせなきゃいけなかったんだね。

帰ってきた時はバケツにいなくて、
びっくりしてバケツの周りを探したんだけどいなくて。
とおもったら、1mくらい離れた所にいた。
苦しくってはね回ったんだろうね。
なまじ、強いから時間がかかったろうね。
身体の下に血がしたたっていたから、身体をしたたか打ったんだろうね。
ごめんね、前みたく拾って水に戻してあげられなくて。
早く拾ってくれるのを待っていたかな。
助けてって。

死んでしまっても、大きな目は開いたままで
どの瞬間から、何も見えなくなってしまうんだろう。
最後に見えたのは天井なのかな。
苦しくて、見えても見えてなかったかな。
お魚は、目を閉じてあげることもできないから、
死んじゃったヒブナちゃんの目が
苦しかったよ と私にいうようで。


ヒブナちゃん、もう餌あげられないし、おねだりもしない。
ごめんね、ヒブナちゃん。


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