kakera


微かな kakera 引き合い重なる…偶然か必然か
夢か現か 吉か凶か

2002年05月13日(月) 支配

 本日、会社で読了した一冊は、
『ボクの町』乃南アサ著。お巡りさん見習のお話。
 一青年が主役とも言えるし、一お巡りさん(の見習い)が主役とも言える。仕事上でのライバルとの青春、とも思えるし、恋に悩む青春とも思える。自分ってナニ?と自問自答を繰り返す哲学のようでもある。一冊でいくつの味があるのやら……となかなか面白い。退社まで、このお話に関することにあれこれ思いを巡らしていた。

 そして帰宅途中、よく立ち寄る古本屋で流れていたラジオ番組。クラシック曲を多く流す番組だ。たまたまその時に『子象の行進』が流れていた。
 こうして日記を書いている脳味噌の隅っこで、そのメロディは繰り返されている。

 意外と簡単に何かに支配されてしまうものだな。しかも、強制的でないほうがより強力に支配されてしまうようだ。


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桜 [MAIL]