本日、会社で読了した一冊は、 『ボクの町』乃南アサ著。お巡りさん見習のお話。 一青年が主役とも言えるし、一お巡りさん(の見習い)が主役とも言える。仕事上でのライバルとの青春、とも思えるし、恋に悩む青春とも思える。自分ってナニ?と自問自答を繰り返す哲学のようでもある。一冊でいくつの味があるのやら……となかなか面白い。退社まで、このお話に関することにあれこれ思いを巡らしていた。
そして帰宅途中、よく立ち寄る古本屋で流れていたラジオ番組。クラシック曲を多く流す番組だ。たまたまその時に『子象の行進』が流れていた。 こうして日記を書いている脳味噌の隅っこで、そのメロディは繰り返されている。
意外と簡単に何かに支配されてしまうものだな。しかも、強制的でないほうがより強力に支配されてしまうようだ。
|