本日水曜日、映画サービスデイで料金は¥1,000に!仕事も定時で終わったことだし、行くか。おう行こう!
運良く、館内の真ん中の座席に落ち着くことが出来た。映画館の中ではベストポジションだ。もうじき、映画の上映時間。封切られてから1ヶ月が過ぎてもなお、この人の入りはなかなか良い方では?隣の席の女性は既に見たらしく、「もう、本当カッコイイの〜」だの、「低く呪文を唱えている様が〜もう!」と、かなり惚れ込んでいるらしい。 やがて館内は暗くなり、映画が始まった。
いやー、予想以上にイイキャラになっているよ、清明役の野村萬斎。伊東英明演じる、博雅のキャラ位置がかなり運命的・宿命的なコンビとなっているけど、映画版の事件からすればいいカンジ。清明の敵キャラとしての導尊もやってくれるじゃん、真田広之!くーっ、かっこいい悪役〜! 全体のキーパーソン・青音役の小泉今日子も、儚さと強さ両方の美しさがあって良かったわー。ただ……清明の式・密虫のポジションがちょっと甘いかな〜?もっと、こう……清明の神秘的、人有らざる所を出す為か人間らしさを出す為かどっちかの位置に居て貰いたいなーと思った。キャラクターのデザインは人間らしくなく、でも、作り込み過ぎなくて可愛い。 他にも、CGの処理が綺麗とか馬鹿デカイ音で驚かすなんて野暮なトコがないのもイイ。クライマックスの導尊対清明の殺陣も面白い。“軽いグリーンディスティニー”なんて思っちゃったり。もちろん話の筋もくっきりとしていてうやむやじゃない。
スタッフロールも映画の一部、しっかり楽しめること請け合い。「綺麗に舞うな、野村萬斎は」なんてワタクシは何処まで呆けているのやら。この人はそっちが本業だってーの!
映画館の大きなスクリーンで楽しむべきだ!と思った『陰陽師』
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