守銭奴


 過去 : 未来 : メール 2005年04月22日(金)


カホが大事にしていたお誕生日にもらったたまごっちをお祭りに行く途中で落としたらしい。

何度も歩いた道を探したが見つからず交番に「紛失届け」まで出した。(爆)


年寄りおまわりさん

「何を落としたんですか?」

カホ

「たまごっちです。」

年寄りおまわりさん

「どんなものですか?おもちゃですか?」

カホ

「あのねぇ。たまごの形でねぇ、おなかがすくと病気になって死んじゃうの。」




そのおまわりさん、首を傾げる。
一緒に行ったミホや従姉のミサまで一度にいろいろ説明し始めた。





見るに見かねて、近くにいた若いおまわりさんが

「大丈夫だよ。たまごっちならわかるからね。」




助かった^^;




しかしそんなたまごっちが見つかるはずもない。
そのたまごっちには大事なキーホルダーもついていたとカホは声も出さずに泣いて、私にみつからないように涙を拭いていた。

自分が落としたのだから仕方がないと本人が一番よくわかっているのだ。
ミホまでがしんみりとなっていた。



そこでカホに提案。

失くしたからすぐに買ってやることはよくない。
もともと片付けもしないで、いろんな物を失くす子。
この機会に勉強させようと思った。

「カホ、自分でお金を貯めて買ったら?お手伝いをしてお金を稼ぐんだよ。」


カホは急にニッコリ。




早速おばあちゃんにマッサージして300円もらっていた。(高っ)
またお祭りの時にもらったお小遣い1000円のうち400円は残した。


私との契約は。

靴そろえ一週間20円。
ハンカチを忘れない一週間20円。
アイロンがけ一回20円。
お花の水遣り一回20円。
お米とぎ一回30円。


たまごっちを買うには3000円くらい貯めなければならない。


もともとカホの机の上にあった貯金箱の中身1148円を足して






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あと少し!!





この作戦を実行して変わったことがある。

それはカホが玄関の靴揃えをやるようになって、どこで靴を脱ぐ時でも揃えるようになったことだ。

ピアノのお迎えに行くとカホの靴だけあっちこっちだったが今は、きちんと揃えて脱いである。


それからお金の大事さを実感できたこと。

100円貯めるのがどれだけ大変かもわかったようだ。






そんな私の方針を「厳しすぎる」と言う人もいるが。。。(←お祖母ちゃん^^;)





実はこの地域で「たまごっち」を手に入れる事はとても難しい。
だが明日近くのお店でたったの3個だけ売られるという情報が入った。
私は早くに行ってこっそり買ってやろうと思う。
そしてめでたく3000円になった時に渡してやろうと思うのです。





やっぱり私もどこかで子どもに甘い母なんです。(笑)

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