![]() |
あまのじゃく |
||
| 過去 : 未来 : メール | 2005年02月16日(水) | ||
![]() |
職員室で私の前に座っている先生は最近やたら独り言が多い。 33歳の彼は今年初めて中学3年生を受け持つ。 以前いた学校では親や子どもからの評判がよくなく、校長からも3年の担任を持たせてもらえなかったのだと聞いた事がある。 学校を変わってからは今の三年生が一年生の時から担任してきた。 彼らは保育園の頃から 「ちょっと違う。」と言われていた。 小学校のときは6年間、単一学級で、喫煙問題や、ひどい暴力問題などが絶えなかったようだ。 授業も成り立たず、所謂「学級崩壊」。 そんな学年を預かったのが彼だ。 この3年間でずいぶん頭が寒くなって・・・・。(ぉ 中学生になったら急に落ち着くわけでなく、やはりかなり大変な学年だという点では変わりはなかった。 彼は卒業まで何日カレンダーを作った。 毎日、休み時間になると 「あと何日であいつらと別れられるなぁ。」 「早く卒業式が来ないかな〜。」 「あはは。僕、卒業式休んじゃおっかな〜。」 うるさいんだわ。 本当は寂しいんでしょ? 最近、受験が近く子どもだけじゃなくてその先生までイライラしているのがよくわかる。(ぉぃ 言葉数が増え、同じ事を何度も言う。 心のゆとりがないようにもみえる。 そんな先生にいちいち話をあわすのが面倒になってきたのでしばらくどれだけ独り言を言っても静かにしていた。 |
||
| ■ 目次 ■ |
|||