おばちゃんの話


 過去 : 未来 : メール 2004年05月17日(月)


近所のおばちゃんの家に遊びに行った。
ってか、そこでおやつを持っていって珈琲を飲むのが日常的になっている。
私の母よりもちょっと年上で一人暮らしで小さな4件分のアパート経営をしてるおばちゃん。

彼女の息子さんは以前イラクで道路を作る仕事をしていてそこから旅行でイギリスへ旅行しているときにロンドンバスにひかれて亡くなったという。

今、痛ましい事件を毎日のテレビで見ながら
「息子は何のためにあそこに道路を作ったのだろう。」とつぶやく。

娘さんはココから随分離れた九州にお子さん3人を育て家族5人で暮らしている。

今日はその娘さんの話題だった。

子どもさんたちはもう高校2年、高校1年、中学1年になっている。
上の子二人が公立高校受験に失敗し私立高校に行っている。

旦那さんの給料は手取り30万を切る事もある。
ボーナスはほとんどない。
マンションのレント代の一部は会社持ちだというものの、毎日の生活はギリギリである。
体育会系の子ども達の食欲は旺盛で食費は10万。。。

自分の服なんてもう何年も買っていない。
美容院は3ヶ月に一回。しかも一回2000円以内で済ます。
最近はパートの仕事を一つ増やした。
夜中の高速を飛ばしてパートから帰ってくる毎日。


そんな生活の中で旦那さんの弟の東京での結婚式。







↑エンピツ投票ボタン

My追加

九州から東京まで家族5人か。。。。

長男である旦那さんは「お金がない」とは言えなかった。
お義母さんは家計がそんなに大変だと思っていない。
今までの様子では費用を負担することもない。。。。


娘さんはその事で自分の親に電話してきても「お金を貸して。」とは言う事はなかった。


話をするおばちゃんの目には涙が貯まっていた。

どんどん痩せていくという娘の体が心配だと言った。
もう長いこと逢っていない。


自分は身体障害者で人の体を心配をしているところではない。


いろいろ考えた時間だった。


一番考えたのはワタシはまだまだ甘いという事だ。

■ 目次 ■