突然のこと


 過去 : 未来 : メール 2004年02月06日(金)


今日はちょっと長い日記になりそう。

いつもどおりに朝が来て、いつもどおりに一日が始まった。
そしていつもどおりに一日が終わり今ごろは実家に向けて車を走らせているはずだった。

今日は受け持ちの授業が4時間だったので給食を食べた後ちょっと残っていた仕事をして職員室の先生と無駄話をし帰ろうとしたとき電話がなった。

「○○先生は今三者懇談中ですが。。。」と応対しているK先生の言葉を聞きながら私は帰った。

じつはその○○先生って我がダーリンのお兄さんである。
私の義理のお兄さんにあたる。
義理とはいえ、兄弟で同じ学校に勤めるというのはかなり珍しいが、田舎では時々みられる。

だから当然名字が同じなので私は「○○先生」とは呼ばれずに先生にも生徒にも「リホ先生」と呼ばれている。
ちなみに私らが兄弟であるということは生徒は知らないはずだ。

その後少し寄り道をして家に帰り、夕方の英会話教室の準備をしようと部屋の片付けなどし始めたとき電話がなった。
義理のお兄さんだった。

ふと携帯をみると何度もお義兄さんの着信があってマナーモードにしていた私は気付いていなかった。

でも。
でも。
何だろう?

彼は今3年の担任なので3年生の成績のことで何か問題があったのかな?と思った。






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! (;’□’)!!

頭の中は以外にも冷静だった。
「大丈夫だそうだから。」と言われる。
「詳しい事がわかったら電話するように。」と言われる。


夕方から英会話中止の電話をしたり、子どもを迎えにいってご近所に預けたり、バタバタと準備をした。

病院についたのは電話をもらってから30分経っていた。



が、実はその連絡は私が学校を出てくる時にかかってきたものだった。
○○先生とは私のことだったのだ・・・。

ダーリンの学校の教頭先生はもちろん「奥さん」に電話したつもりなので電話口には「女の人」がでると思っていた。



実際出たのは「男の人」のお義兄さんだった。

ただでさえあせっている教頭は混乱した。
お義兄さんは身内であることを説明し私に携帯で知らせることができると言ってダーリンの事故のことを聞いた。

美術の授業中に電動まるのこぎりを使っていて怪我をしたこと。
出血がひどいので救急車を呼んだこと。
自分の脚で車にのったので命には別状はないこと。



でも何度聞いても彼の顔をみるまでは安心できなかった。


大丈夫に決まってると思いながら運転した。
何もないに決まってるって言い聞かせた。
病院の駐車場に車を停めていると彼からメールが入った。





「鼻を縫いました。あと骨折も。大丈夫です。」



ほっとしたら涙が出た。


続く・・・


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