自分勝手な友達 |
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過去 : 未来 : メール | 2004年01月12日(月) |
大学の友達の一人でまきちゃんという子がいる。 ある日私に電話が入った。久しぶりの電話でどうしたのかなと思った。 「ねぇ、りほ。行きたいイタリアンの店があるんだけど一緒にどぉ?」 1年くらい逢っていなかったと思う。 私は久しぶりに逢える喜びもあったがまだカホが1歳でイタメシのレストランに行ける状態では全くなかった。 私に小さな子供がいることはまきちゃんはもちろん知っていた。 するとまきちゃんは 「そっか〜。じゃダメだね。またね。」 と言って電話を切った。 私は愕然とした。 まきちゃんは私と逢いたかったわけでも、話したかったわけでもなく、本当にその店に行く「連れ」を探していただけだった。 私に逢いたいと少しでも思ってくれれば、お店を変えるとか何か方法を考えただろう。 子育て一本で家にいる友達を考えて誘ってくれたわけではなかったのだ。 でもまきちゃんはいつも自分の都合を優先する子で、人の都合はあまり関係ない。 学生時代もそうだったことを思い出して諦めた。 それから数年たって最近、まきちゃんは結婚し子供を生んだ。 バリバリの日本人の子供に英語の名前をつけた。 私にとっては意味不明の行動に出たまきちゃんだがその子供は本当にかわいい。 ま、子供はみんなかわいい。(笑 そのまきちゃんからまだ子供がいなくて自由の利くひとちゃんに電話。 「ねえ。そっちに行く予定があるからお昼一緒に食べない?」 ひとちゃんはお昼を一緒にしようということで家で待っていた。 お昼にメールが入る。 「これから家を出るの。遅くなったからお茶にしよう。」 そして5時。 まきちゃん到着。 ひとちゃんは怒った。 「子どもが悪いっていってるわけじゃないのよ。あなた初めはお昼に逢おうって言ったのよ。お陰で私一日おしまいよ。こんな時間になるなら何とか他に方法があったんじゃないの??」 いつも人を振り回すまきちゃん。 こう言った。 |
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