理想の家庭 |
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過去 : 未来 : メール | 2004年01月09日(金) |
高校時代ご飯を食べてから必ず10時まで遊びに行っていた。 近所の同級生の家だ。 私の家は母は遅くまでミシンを踏んで内職をしていて、父は夕食後また仕事に出かける人だったので私が何をやっているのか誰も知らなかったと思う。 でも門限は10時で、10時すぎるとそこに母から電話があった。 その同級生は中学まで一緒だった男の子だが、姉ちゃんが二人いた。 私はその姉ちゃん達にいろんなことを教えてもらった。 いい事も。。。悪い事も。。。。ムフフ そこのママはとても料理が上手で裁縫もまた油絵も何でもこなす素敵な女性だ。 パパはハゲツルピッカ(爆)で毒舌のおもしろいおっさん。 そんな家だから自然とたくさんの人が集まった。 それぞれの彼女や彼氏も集まった。 私も彼氏を連れて行った。 時々彼氏や彼女が変わってもそれは暗黙の了解だった。(笑 私以外にも何人か友達がいつもいて、ママの料理を囲んだ。 バレンタインや父の日にはパパにプレゼントが届き、ホワイトディにセクシ〜なパンツをもらったこともある。 私はそこで「三女」と呼ばれるほどだった。 そこはいつも笑いが絶えず、楽しい家庭。 私はこうやって人の集まる楽しい家庭が自分で築けたらいいなってよく思った。 ダーリンが結婚式の挨拶でこう言った。 「いつ帰っても暖かく迎えてくれる安心できる家庭。そしていろいろな人を受け入れる事のできる楽しい家庭を築きたいです。」 そんな話をしたことがなかったので彼の話を聞いて私はすごく嬉しかった。 私が思い描いていたものと同じだったから。 だからこそ10年前のことなのによく覚えている。 |
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