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そんなこと自分は絶対しないと思っていた。死にたいなら死ね、と自分を罵り、ううん、あたし、死にたいわけではないの、と切に祈って、生きたいと切に願う質だから。 以前リスカしますか?というメールを貰って、 しないわよそんな馬鹿げたこと、と毒づいた。 戯れで傷を付けるくらいならあたしはきちんと死を選ぶだろう。
今までも、現状に不満ばかり言って結局のところぬくぬくした場所にしがみついている輩を軽蔑していた。 本気でやめる気もないくせに、やめるなんて云ってるんじゃないわよ。 やめたいならやめればいい。
鬱だった。 鬱というのは此だろう、ってくらい鬱だった。 親が援助費だといって、好きなようにしていいからとくれたお小遣いも、これから先も何も見えなかった。あたしは未来を待ち望んでいなかった。このお小遣いで、旅行にも行けるし、学校にだって行けるというのにあたしの瞳に映るのは真っ白だった。明るい白ではなく虚ろな空白。 自分の生を疑い初めて赤い血が見たくなって手首にナイフを当てた。程度が解らなくて想って幾つもやってみた。ぴりりと微かに腕が痛む。 雨みたいな線が幾つも付いた。
哲生がいなかったので、昔好きだったひとに電話してぐずった。自分が神経症だということも親との関係も何もかもぶちまけてしまった。 どうしてあたしは自分一人で抱えきれないんだろう。 先生は 「るうちゃんがいなくなったら悲しむよ」 と云ったけれど、 ・・・あたしの苦痛を舐めさせられて、 それでもあたしに生きていて欲しいなんて思うひとはいるのだろうか。
そんな感じでも一時的に落ち着いて、明日の約束を取り決める。 「るうちゃんに会いたいんだよ」 「あたしに会っても何も出ないよ。うちでの小槌じゃないから」 なんてあたしの答えが、自虐的な答えが、ひとを傷つけるのだろう。
るう
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