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気になっている人が居て、でもそれほど意識していなかった。止めようと想えば止められる程度だし、あたしは彼をさりげなくかわしていたから。彼はそのくらいスマートなやり方をしてくれていたし、あたしは其れを利用して、微妙に、線を引いていた。でも、どんどん彼に対する興味が募っていって、自分の中で処理しきれなくなってきていて、ちょっと途方に暮れたのだ。ひとまわりどころではなく、あたしよりも30歳も上なのだ。勿論妻が居る人。 彼と一緒に歩いているとき、浩之に似ている、と思った。彼が、というよりも彼とあたしが居るときに生まれる空気が。まず安心感がある。そしてその先に、彼の聖域を感じて、切なくなる。浩之と居るときまず安心感があって、そして、あたしの知り得ない浩之が居た。どんなに近づいても近づけないこの距離が刺激的でいい感じ。あたしは「いいひと」とは付き合えない。退屈してしまうから。 自分があまりにも不倫というものに抵抗がなく、友達が「実はね、不倫してるの」と打ち明けても、ああそうなんだ、で?どんな人?シアワセ?(不倫だからフシアワセッてことは絶対にないと思う。辛いかもしれないけど)てな感じで、「るうちゃんて大人だね。結構みんなひくのに。良かった打ち明けて」みたいな感じだったのだけど、あたしはそれに驚いた。 みんな、ひくんだ?どうして?? 不倫だからいけないという感覚があたしにはない。 ないからこそ、不倫を楽しめる余裕があるくらい。 しかし、面白いことになりそうだわ。次から次へと。おぢさま苦手だと思っていたのに。好きでやってるのかも知れないわ。 そうそうあたしは彼のお気に入りだということは自覚していたけど、あたしが覚悟を決めたのはつい最近だ。あたしと彼は合うだろう、きっと楽しいだろう、と自覚したのと同時に、覚悟が決まった。 というわけです。うふふ。
るう
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