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2001年05月11日(金) 包帯を巻いてやれないのなら


卑猥な冗談をメールしてくる人が居て、
(個人的知り合い)止めてください、といいました。メールで。
って事は日記の何処かにも書いたと思いますが。
其処のやりとりの一部を此処で。

> うーん。
> あの、わたし男性恐怖症状在るんですよ。
> だからいわゆる下ねたのお話というのは一切だめなんです。
> 不快なだけでなく恐怖感もやってきてしまうんです。
> メール読むのが怖かったです。
> こうして自分の傷・弱さをよく存じないかたに曝すことは
> わたしはあまりしたくなかったのですが。

「その恐怖性は何で?もし良かったら聞かせてくれない?
これでも一応 心理カウンセラーのサブライセンス保持者なので」
とか色々とその方の経験や考え方か綴ってあって、
私には彼の云うことも頭では理解できたのですが、
悪気がないということも、
心がついていきませんでした。
『だってもう病院行ってるもん』
っていうのもあったし。
下手に同情しないで、と私の防衛心が働いたのかも知れません。
ていうか、わたしが此処でばか正直に
「もう病院通ってます」って答えてたとしたら
その方はなんてお答えしたのかしら。
わたしは以下のような返信を出しました。
 
『とおっしゃられても。
素直にありがとうございます、
といえないのがわたしのかわいくないところです。
自分の傷、つまり弱みをさらけ出すのには
それなりの覚悟とエナジーが要るので。
最近気が付いたのですが
わたしあまり人が信じられないみたいなんです。
でも信じたくないとか思ってるわけではなくて、
信じたいけどどうも何処かで信じきれてない。
とかそういう感じで。
不安感が強いというか。
信じたくて信じてるつもりでも、実際は信じ切れて無くて、
自分で自分自身のその落差に愕然としてしまうんです。
自分の感情に確信が持てないと云うか。
でも、「絶対」はないじゃないですか。
だから、何処でどう転ぶか判らないし、
結局人って最期は利己的になるじゃないですか。
大げさな話ですが。あたしの傷なんてぶっちゃけた話、
ネタにしかなんないようなものなんですよ。
どうしてこういうことが起こったのか、あたしにだってわかんないし。
そこを、君にこういう落ち度があったからそういうことになったんじゃないの?
って非難されるくらいなら黙っていたほうが容易いんです。
あたしの弱みをTさんは一生黙ってられる自信がありますか?』

まぁここのわたしの心情を適切な言い回しで表現すると
「包帯を巻いてやれないのなら他人の傷には触れてはならない」
てとこでしょうか。これは椎名林檎ちゃんの好きな
三浦綾子さんの小説にも出てくる言葉ですね。

だってもし、その人が此処の記録を読んで、
なんて思うの?理解しろって無理でしょー。
今までと同じように接することが出来る?
下手な同情や憐れみなく。
るうがもし、あなたの周りの人だったらどうしますか?
神経症性躁鬱で、ACで、男性恐怖症状あって、
神経過敏な女の子で、それを不器用にやり過ごすしかできずに
不必要に敵をいっぱい作ったり、社会不適応だったりしたら?
(この場合の社会不適応とは、バイトが長く続かない程度を指す)

わたしが自分の病気を自分の周りの人にあまり明かさないのは
自分の重いものを人にしょわせたくないから。
巻き込みたくない。
自分の過去も。病気も。
目の前で楽しそうに喋って笑って歩いてるわたし、だけで十分じゃない?
被害者ぶってるつもりは全然ないのに。
ないのにな。

「君も私を理解する努力をして始めて対等になれるのでは?
一般的に被害者表現をすれば世論は味方をします」

理解しろっていってもな。
理解ねぇ。
そんなん無理やねん。
みんな仲良く、も、相互理解、ももう無理な人は無理。
受け付けないんだもん。
もうヤダ。
あーもうこんな時間。

るー暴走中。
    
↑まぁ別々の人だから、理解できないんだ、
ってとこから始めるしかないのでわ。
とか感じてたんです。
例えば家族だからって解る訳でもないし。
自分のことだってわからんのに。

相手の意見なんて解ったりしない。
てゆーかわかったふりはしない。
だってわかんないんだもん。
でもそんなものわかりのわるいあたしを
もう責めたりしないんだ。


るう |MAIL




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