TENSEI塵語

2007年05月28日(月) 同級生の死

きょうは、修学旅行が土曜日も使っていたので、その代休である。
昨夜早々とダウンしたので、7時前には起きてのんびりしていたら、
階下に住む義母が驚くべき知らせを持ってきた。
3軒(空き地を挟んで4軒分)隣に住む中学時代の同級生のMが、
昨夜病院に運ばれ、今朝死亡したのだという。
死因までは聞いてこなかったそうだ。

近所に住む同級生とはいえ、あまり親しくはしていなかった。
中学時代も、同じクラスになったことはなく、
私は音楽や生徒会の活動などで有名、彼は野球部の強打者として有名、
お互いに見知っていても、あまり接点がなかった。
我々がここに住むようになったころは、彼は野球の名門校の監督で、
朝夕も休日も彼の車が家の前に停まってるのをめったに見たことがなかった。
私も部活で忙しかったが、彼はそれよりさらに忙しかった。
たまに家の前で出会うとちょっと長話の近況報告をしあったが、
あのころは彼の方がよく話した。
3年前の新年に初めて町内のおひまちに出て、心細かったとき、
たまたま隣の席だったのでよくしゃべった。
あのころの彼は、実に快活で誰にでも愛想がよかった。
年寄りがいなくなったら町内会長はこいつで固定だね、とさえ思ったものだ。

去年の冬だったか、久しぶりに出会ったとき、顔がすっかり変わっていた。
むくんだような感じで、黒っぽい、荒れた感じになっていた。
びっくりして尋ねると、2年近く腰の手術をして入院していたという。
薬の副作用でいろいろなところが荒れてしまったとか言っていた。
あまり詳しく話したがってない雰囲気なので、詳しくは聞かなかった。
それからは、花に水をやっているのにちょいちょい出会ったりもしたが、
そのたびに数語を交わす程度で、病気の話までは聞かないでいた。

その変わりようにすでに驚いていたせいか、
義母から聞かされたとき、驚きはしたけれど、信じられない思いはなかった。
ただ、同年代でわりと身近な人の死にあった時にいつも感じるような、
さまざまな思いが交錯するのは、今回も同じである。。。


朝起きてからのんびりと、きょうはどのDVD見ようかなー、と思っていた
のだが、この通夜と葬式は出なければいけないどころか、
手伝いに行かねばならないだろうと思って、明日の授業が気になった。
葬儀についてはまだ決まってないようなので、葬儀屋で働く知り合いに、
こういうケースだと通夜はきょうか明日か、と尋ねてみたら、
普通はできるだけ日を空けないようにするから通夜はきょうで、
葬儀は明日だ、という。
(ただ、この時点では、昨夜死んだ、とその人に問い合わせたのだった)

明日葬儀の可能性が高そうなので出校して自習用のプリントの用意を試みた。
(結局それはたいへん困難なことに気づいたので、
 もし葬儀が明日になった場合にはあとの2人の担当者に頼むことにした)
明後日のプリントの用意だけはした。
それから2、3の用事を済ませながら帰宅したのが3時ごろだった。
午後は昼寝したかったのだが、帰ると、あとで町内会長が来ると言うので、
しばらく待っていた。
夕方になって、通夜は明日、葬儀は明後日、受付をお願い、と告げられた。


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