TENSEI塵語

2007年05月13日(日) 眼鏡屋初体験

眼鏡屋は、私にとってもっとも遠い店のひとつである。
めったに行かない衣料品店や、学生時代に数日だけ行ったことのある
パチンコ店よりも疎遠な種類の店のひとつである。
病院以上に行くのが億劫なところである。
2、3度は足を踏み入れたことがあるが、妻の付き添い、というか、
ほとんど外で待っていて、様子を見にちょっと入った程度である。
ほとんど自分に無縁なものばかり並んでいるから、
陳列されているものを見て歩く楽しみもなかったからである。

だから、7、8年前に、薬の効能書きをぐっと離して見ている自分に気づき
激しいショックを受けてから、だんだんと近くが見えない不便を感じる
ようになっても、なかなか眼鏡を作りに行く気にはなれなかった。
しかし、この1年ほどは、本当に不便を感じるようになった。
まず、読書である。
昼間の明るい光の中では文庫本の文字でも読めるけれど、
夜の蛍光灯の下では、かなり読みにくい。
また、ある時ギターを弾こうとしたら、指番号が見えなくて困った。
いちいち虫眼鏡で確認するなんてことはこういう場合はできない。
PCで文字を打つ際の誤字も増えてきた。

たまたま、妻が自分の眼鏡の点検に行くというので、ついて行った。
もう観念して作るべきだろう。

実にテキパキとスピーディーにいくつもの検査をしていくのに感心した。
乱視がちょっと入っているというのでびっくりした。
今までそんな心配もしたことがなかった。
近視の人にはない、視力のいい人特有の乱視なのだそうだ。
そうして、検査の終わりがけに、検査用のフレームに
あるレンズが差し込まれた瞬間、机の上に置かれた紙の細かい文字が、
くっきりと見えたのでびっくりした。

「かなり進んでますねぇ、だいぶ我慢されてましたね」と言われた。
「眼鏡をかけてもかけなくても、進みは変わらないんですよ」
うん、2、3年前にそういう誤解にも気づいたんだけど、
とにかく眼鏡屋に行くのが億劫でさぁ。。。

フレームを選ぶ段になって、希望を尋ねられて、、、
「大きめの、、横に長細いのはイヤ、かけてるかどうか目立たないやつ」
実に間の抜けた希望だが、とにかくこんな難題はないのだ。
眼鏡など今まで顔に貼りつけたことがないのだから。。。
たまにサングラスを探してはめてみることもあるが、
もうほとんどどれも奇妙な感じがして、選べない。
今まで唯一愛用していたのは、20年ほど前に見つけて数年間使っていた
ウンガロの一品だけだ。

さて、これだけでもかなりの出費になってしまったのだが、
私の買い物はそれだけでは終わらなかった。
この際ついでだからと、10年以上の願いであるサングラスも探した。
こういう所には高価なサングラスしかないのだが、
妻は、眼鏡にしろサングラスにしろ、テキトーな店で買うのを許さない。

そ、、、それにしても、どれをはめてもマトリックスじゃないか。。。
怖いし、笑える。
ソフトな感じなのは女性向けっぽいし。。。
もうちょい、平凡な形したのはないの? と、、
結局、レイバンの、マトリックスがかなり緩和されたので妥協した。
しかし、これでもかなり怖い(笑)

さあて、大仕事がひとつ終わったぞ。
もうひとつ、どうしてもしなければいけないのが、整形外科に行くことだ。


ついでにきょうの驚くべき買い物エピソード。
夕方、食料品の買い物に出たが、支払い金額10500円。。。
てぇことは、、? 定価でぴったし10000円!!
おめでとうございます、ハワイ旅行プレゼント! と来なきゃいけないね。




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