TENSEI塵語

2007年04月29日(日) 「グラディエイター」!!!

昨夜、遅くになって、何かDVDを見たくなったのだが、
最近届いた「硫黄島からの手紙」も、かなり前に届いた
「パイレーツオブカリビアン デッドマンズチェスト」も
2時間半ほどかかる作品らしいので、躊躇した。
1時間ほどの軽いドラマを見て寝ようかなーー、、と
ふと目に留まった「ダークエンジェル2」を無性に見たくなって、
1年ぶりに見始めたら、おもしろくておもしろくて、、、
結局、4話3時間ほども見てしまって、自制して寝た。

2時間以上もかかる映画は見ていられないぞーー、と思いながら、
結局は3時間も見てしまったのだから、大いに反省した。
今夜はまだ見ていない映画を見るぞ!!
連休の夜こそ、そうでなきゃ!!!

今夜は、とにかく9時からTVの「冗談じゃない!!」である。
大いに笑った。
笑えない設定でもあるが、笑える作りである。
主役の2人よりも、助演の大竹しのぶと飯島直子が笑わせる。
まだ第3回なのに、展開し過ぎと言いたくなるような速い展開である。

そのドラマの最中にとあるおばさんからのメールが届いていた。
「スケート見てるよー。
 グラディエイターって曲がなかなかいいよー」
そうそう、そういえば、一昨年買った「グラディエイター」まだ見ていない。
届いた時忙しくて、そのままになってしまっていた。。。
それで、音楽を聴く目的で、今夜の映画鑑賞は「グラディエイター」にした。
昨夜迷った2作よりも長いにもかかわらず。。。

これはすごい映画だ。
横綱の映画だ。
正真正銘のアカデミー賞受賞作品だ。
終盤からエンドタイトルにかけて、じわじわと襲う感動に耐えられなかった。
小心で徹頭徹尾卑怯な皇帝と、理想はひとつの元農民将軍の戦い。。。
愚かな皇帝もよく描かれているし、奴隷に落とされた英雄もよく描かれているし、
テーマといい、その展開といい、非の打ちどころなし。
そこに漂うメッセージも『民衆の声を大切に」というところにあると思う。

私がこの映画を先延ばししてしまったのは、時間の都合でもあるが、
この題材のせいでもある。
「グラディエイター」というのは「剣闘士」である。
競馬場の馬走の場が、人間の殺し合いの場だと思えばいい。
こういう話だと思うと、何となく億劫になってしまうのだ。
(しかもそれが皇帝の主催する祭典なのだ。。)

しかし、そういう好悪の感情は超越して、感動した。


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