昨日市吹の練習に行って、7時半になったので練習を始めようと ドラマーである団長に合図をした。 私が合図をして彼がリズムを刻み始めると、基本メニューが始まって、 チューニング、音階ユニゾン、ハーモニー等を一通りやるのである。 ところが、昨夜は私の合図に始められず、何やら困惑の表情である。 稀にあることだが、タイミングが合わなくて叩き始められないことがある。 再び合図を送ったが、また始められなかった。 2回もしくじることなんてないがなぁ、、と不思議に思いつつ、 もう一度合図を送ったら、ドラムの代わりに聞こえてきたのは、 団長のワン、ツー、というかけ声である。 何だ? きょうはやけに反抗的だなぁ、、、と思っていたら、 いきなり大合奏でハッピーバースデーが鳴り始めた。 やられた! 10年以上前に2回ほどやられたのだが、しばらくなかったので油断してた。 それから、花束とささやかなプレゼント(お菓子)贈呈もあった。 私はこういう待遇に甚だ弱い、というか、苦手、というか、 とにかく言葉を失ってしまう。 「ありがとうございます」これだけでも笑ってもらえる。 「半世紀も生きてしまいました」 「もう半世紀生きてみよかなーと思います」 と断片的な挨拶をして、おしまい、練習に入った。 こういう状況下での一言というのは、くだらん一言でも異常に反応がいい。
2、3分ほどの突然のセレモニーだったが、何と盛大であろうか。 昨日の参加者は40人くらい、 全部で70人ほどの団員の中で、こういう特典があるのは私だけである。 前任校でも、熱心に部活を見ていた10年ほどの間、 毎年吹奏楽部で、この、短いが盛大なお祝いが続いていた。 「この歳になって誕生日なんて嬉しくねーぞー」とかわいげのないことを 言うのに、生徒たちは毎年何らか趣向を変えては祝ってくれた。
今の雰囲気で市吹の指揮者を還暦まで続けたりしたら、恐怖だ。 連中のことだから、還暦グッズの赤い装束を用意して、 その場で着てみろと騒ぐかもしれない。
きょうは朝から1日、アンサンブルコンテスト県大会の仕事。 私の仕事は、審査員紹介、賞状の準備、進行の点検と指示、審査結果発表と その他の雑用である。 もう、何といっても、審査結果発表は苛酷な仕事である。 もう大分慣れてきたとはいえ、今までも間違えたことはないけれど、 これからも絶対間違えてはいけない仕事である。 読み上げながら、今読んだのはちゃんと正確に読んだか気になって困る。 また、賞状を渡すようすを見てタイミングをとらなきゃいけないから、 いちいち審査結果台本から目を離すので、飛ばして読む恐れもある。。。 だから、1日の大会運営も終わりに近づき、 審査結果が決まった時点でも、私にはまだ半分も仕事が終わっていない心境。 これもなかなか損な仕事なのだ。 しかし、自分の発した声に対して、もっとも反響の大きい仕事でもある。
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