TENSEI塵語

2006年01月24日(火) ライブドア・ショック

ライブドアの社長が逮捕されたと言っても、私は株のことはとんとわからん
ので、新聞を読んだり、たまにニュース番組で説明を聞いたりしても、
わかったようなわからんような、、、結局逮捕の理由はよくわからんのだ。
とにかく、法に触れるような不正を働いていたらしい。
時折TVで見る自信に満ちた笑顔から、
マナー違反くらいはそこら中でやってきて財を膨らませたのだろうと思って
いたが、法的な不正まで犯していたとは意外だった。

1週間ほど前に強制捜査が始まった時から、東証が大混乱した。
ライブドアの株の売りが殺到して、処理不能状態にまでなった。
それは、他のIT関連の株にまで影響したそうだが、
それよりも、ライブドアの株を持っていた庶民の心はいかにぞや?
恩師(笑)の橋本さんも、最近初挑戦した株で、
ライブドアにつぎ込んだ6万8千円が紙くずと化しそうな様子である。
しばらくはドラマのDVDを貸しても、ランチを奢ってもらえないかも(笑)
しかし、彼の被害はその程度である。
世の中には、自民党にも担ぎ上げられた堀江クンの勢いを信頼して、
莫大なへそくりをつぎ込んでいる庶民もいることだろう。

堀江クンは、600万円で起業して、7000億円にまで伸ばしたそうだ。
それが、昨日の時点では200億円に下がったそうだ。
私など、600万円さえ縁遠いもんだから、どうもピンと来ない。
0を4つ消してみよう。
600円が7000万円になった、、、こりゃすごい!
1日の生活費にとうてい満たない600円が、
もう仕事をやめてしまってもよさそうな7000万円になるということだ。
これだったら、教員業なんて放っておいて、そっちに専念したいところだ。
けれども、マナー違反に法律違反かぁ、、、その結果が200万円、、、
今乗っているオデッセイも買えんがな。。。
こうして、再び0を4つ戻して考えてみると、頭がくらくらする思いだ。
そして、何と不思議な仕組みで経済界が成り立っているのかと、、、???

この堀江クンを昨年の選挙の折に自民党が大いに持ち上げたことが、
国会でも議論になっている。
その論議自体には私は冷ややかである。
あの時点では、堀江クンの不正は、少なくとも公表はされていないのだから、
自民党の幹部や小泉クンが、それとこれとは無関係と言い逃れしても、
それはそれでしょうがないと思う。

しかし、もうちょっと根本的なところを見れば、
小泉クンも決して悠然と眺めてはいられないはずである。
小泉改革の本質は、弱肉強食の競争原理である、
だから、その成功者の代表のように、出馬要請もし、さんざん持ち上げた。
しかし、弱肉強食の競争では、人倫という者は二の次に落とされるのだ。
TV局乗っ取り事件の時でも、普通はこうまでしないが、、という評もあり、
その上で、小泉クンも自民党幹部もマスコミも、彼にライトを当てた。

小泉クンは憲法認識も甘い上に、倫理観にも乏しい。
問題の本質をはぐらかし、責任転嫁する弁舌には優れているし、
おそらく、深く考えさせずに洗脳する弁舌にも優れているのだろう。
私は彼の弁舌に反発以外抱いたことはないが、世間の人は違うらしい。
そんな首相を国民の過半数が支持する世の中だからこんな事件も起きた、、
私にはそんな感じがしてならないのである。

とにかく、彼らは堀江クンの「功績」と讃えたのだ。
それほどの「功績」が皆無だったとは言えない。
少なくとも、一部の若者に夢を与えたという功績はあったであろう。
けれども、それが正しい夢の与え方であったかどうかは疑問である。
それだけでなく、彼らが持ち上げたことも大いに働いて、
今泣いている人々がどれだけいることか、、、これは重大だ。
良心ある政治家なら、「無関係です!」などときっぱり言えるわけがない。
ま、ライブドアの株で、損害が何万だって、何十万だって、何百万だって、
自民党議員にとってはその程度は端金に過ぎないんだもんね。。。
庶民の悲しみなんて、彼らには理解もできないし、感じることもできない。


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