一人歩きを始める 今日は君の卒業式 僕の扉を開けて すこしだけ泪をちらして さよならと僕が書いた 卒業証書を抱いて 折りからの風に少し 心のかわりに髪揺らして
倖せでしたと一言 ありがとうと一言 僕の掌に指で 君が書いた記念写真 君の細い指先に 不似合いなマニキュア お化粧はお止しと 思えばいらぬおせっかい
私は普段はあまり歌詞をじっくり聞く習慣がない。 メロディーがよければそれでいい、という聞き方なのだが、 言葉は断片的に耳に入ってくる。 「率標識」「泪」「卒業証書」「ありがとう」「記念写真」、、、 ぼんやり聞けば、卒業式の日のひとこまだと誰でも思うではないか。。。
めぐり逢う時は 花びらの中 ほかの誰よりも きれいだったよ 別れ行く時も 花びらの中 君は最後まで やさしかった
梅雨のあとさきの トパーズ色の風は 遠ざかる 君のあとをかけぬける
「花びらの中」、、、もちろん桜のことなんだよな。。。 「きれいだった」「やさしかった」、、輝いていて気立てがよかったわけね? ・・・ん?? 梅雨??? 3〜4月の話じゃないの??? 単位不足で卒業保留になった子が、遅れて卒業するのかな? それとも、外国人学校の話??
疑問に思い始めて、歌詞まで熱心に聞いてみると、 卒業証書が「僕が書いた」しかも「さよなら」だそうだし、 記念写真は「僕の掌に君が」書いてものだし、 「しあわせでした」という一言も、卒業式の言葉としては不思議だ。 「卒業式」っていうのは、「別れ」の比喩にすぎないのかな?
ごめんなさいと一言 わすれないと一言 君は息を止めて 次の言葉を探してた 悲しい仔犬の様に ふるえる瞳をふせた 君に確かな事は もう制服はいらない
この2番の歌詞では、「制服はいらない」が惑わせるが、 最初の3行はもう明らかに、彼女からの別れ話の場面である。 彼女を別れて去って行くのを、彼女の巣立ちとして優しく見送るらしい。 ま、ぐっと耐えて寛容を装ってみせる、つらい歌なのだろうが。。。
めぐり逢う時は 花びらの中 ほかの誰よりも きれいだったよ 別れ行く時も 花びらの中 君は最後まで やさしかった
それにしても、この「花びらの中」というのは何だ? 梅雨のころ咲いてる花があるには違いないが、 「花びら」が舞っている情景というのは、梅雨の情景ではない。 これは、幻想の中の桜の花びらにちがいない。 桜の花びらに取り巻かれているように、彼女は現れ、彼女は去ったのだ、 華やかに美しく、優しく。。。
梅雨のあとさきの トパーズ色の風は 遠ざかる 君のあとをかけぬける
晴れ晴れしたような、さわやかなイメージだなぁ、といつも思うのだが、 まさしくんが、CDの解説にこんなことを書いている。 「トパーズ色の風は少しばかり浮気です」 こんな意味を込めながら、こんな歌詞を書き、こんなメロディーを書くとは、 かなりいたずらっぽい(笑)
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