TENSEI塵語

2005年01月01日(土) 1年の計は、、、

ちょっと遅い昼食後、私が始めたのは自室の片づけである。
普通の人には信じられない話だろうと思うが、ほぼ2年ぶりである。
昨年はずっと、片づけたいと思いつつも、どこから手をつけていいか
途方に暮れて、結局放ったらかしにし続けていた。
多くの人はこれほどの経験がないから、その惨状を想像できないだろう。

3時間以上奮闘して、ゴミ袋一杯分の紙類を捨て、
多くの物をしかるべき場所に収納した。
それでも、まだまだ正常な状態に戻るまでの20%程度である。
途方に暮れていたある時期に戻っただけのことである。
室内での足の運びはややラクになったが、相変わらず雑然としている。
出てこなくて困っていた物がいくつか発掘されて、とてもうれしい。
それほど頑固に、必要なものが奥深くに埋もれてしまっていたのである。

1年の計が元旦にあるとすれば、こんな幸先いい元旦はない。
今年の私は片づけ上手で整理上手の几帳面に変身するのかもしれない。
部屋はいつもすっきりまとまり、どこに何があるかいつもわかっていて、
少しでも埃が見えれば掃除機を持ち出さずにはいられない
きれい好きに変身できるのかもしれない。

しかし、私は知っている。
元旦にそんな魔力などはない。
49(始終苦)近くも生きていれば、それくらいのことはわかる。
1年の計は、日々の心がけにある・
日々の心がけのため、1年の初日をおろそかにするなという意味でしかない。


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