「24 season 3」を見終わった。 すばらしい24時間(正味18時間)だった。 緊張の連続である。 1時間分が終わってその回のエンドタイトルが流れるたびに、 こみかみのあたりからすーーーっと下りて行く感触がある。 作り物だとわかっているし、ストーリー展開が作為に満ちていることも、 よくわかってるつもりなのに、ついつい引き込まれてしまう。 これはストーリーのおもしろさだけでなく、 出演者たちの演技力やカメラワークの功績でもあるだろう。 それに、我々は、もうあのシリーズの暗示にかかってしまっているのだ。 本当でどこで何が起こるかわからないという。。。
事件が解決しても、決して手放しで喜べないことがいくつも残っている。 今回の結末は、そういう意味では前の2作よりうまく描かれていた。
今回の中心事件は、生物兵器によるバイオテロである。 前作の核兵器以上に不気味さと緊張を伴う。 前作からテロとの闘いの様相を呈しているが、 一方的にテロ行為を憎むようには描かれていない。 一ホテルにウィルスをまき、その犠牲的効果を見せつけた後、 朝の7時過ぎに、首謀者サンダースは大統領を次のように脅迫する。
「米国を高潔な国にもどす。 大統領、世界が米国を憎んでいる。 米国の残虐行為は私が説明するまでもない。 だが、我々がそれを変える、あなたと私で。。。 世界を蹂躙するこの国の軍事機構を解体する。 「どう解体する?」 「私の知るもっとも汚れた所から始める。 中東からアジアまで32カ国にいる諜報員だ。 米国に雇われたA〜H級の諜報員だよ。 「彼らはその国の市民だ」 「スパイだ。 米国の軍事機構の命令で、故国をうらぎっている。 45分以内に、彼らの名簿を、次のウェブサイトに送れ」
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