TENSEI塵語

2004年12月02日(木) くつろぎタイム

昨年は長期休業や試験期間など、授業のない勤務日には、
他の職員たちと連れ立って昼食に出たものだったが、最近は単独行動である。
そして、橋本さん(談話室参照)と時々待ち合わせるレストランMに行く。
普通の日でも、授業がうまく空いていて支障のない日は、そこで昼食である。
すると、不思議な魅力をたたえた2人の女性に出会える。
私の予感では、もうすぐ、さらにひとり、不思議な魅力を持った女性が
現れるはずである。

・・・いかん、いかん、こんな書き方したら、
橋本さん、期待してレストランMに入り浸ってしまうかもしれない。
手ぶらの橋本さんが行っても、たいていはおばさんのウェイトレスか、
少々やくざっぽい雰囲気を漂わせた男と向かい合った
年増の女性が散見できるくらいだろう。
実際、かわいい女の子と言えそうな若い女性を、
その店では1度しか見たことがない。
橋本さんに期待させてがっかりさせてはいけない。

私はそこでその時間、ひたすら本を読むのである。
それ以外に読書の時間と場所がないというわけではないけれど、
まとまった時間を確保できるのはそういう時間である。
そういう時間を確保するために、職場の人間がまず行かないであろう店の、
第一候補がレストランMだ、というだけの理由である。
候補は他に2店ほどあって、その時の事情で場所を変える。
この昼の読書タイムは、あれこれやりたいことを増やしてしまう私にとって
とても貴重である。
こんなランチタイムが、もう半年ほど続いている。

先に書いた「不思議な魅力をたたえた2人の女性」というのは、
今読んでいる、村上春樹の「ノルウェイの森」のことである。
10年以上前に読んだ、再読である。
「ノルウェイの森」については、改めて書くことにしよう。


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