TENSEI塵語

2004年10月15日(金) ままならぬ眠り

昨夜8時15分頃にこの部屋で時計を見たのは覚えているが、
それからしばらくしてトイレに下りたついでに寝室のベッドに横になって、
そのまま眠ってしまったらしいのが何時だったのかは知らない。
とにかく横になったら何を考える暇もなく、意識を失ってしまったようだ。
朝の目覚めとはまったく違う雰囲気を感じつつ、
不思議と混乱の中で目を覚ましたのは、11時20分頃だった。
たぶん、2時間半ほど眠ったことになるのだろう。
まーたやっちまったー、と後悔する瞬間である。

こういう酔い寝の宵寝をした場合、夜中の3時か4時ごろまで眠って
目が覚めてくれるとありがたい。
そうなれば、橋本さんが得意としているように、
すっきりした頭で朝の時間を有効に使えるだろうからだ。
寝坊を心配する必要もない。
けれども、そんな好都合な経験は、5本の指で数えきれるほどしかない。

残念ながら、私の場合、こういう宵寝はたいてい1時間半か2時間ていどで
実に快適に覚めてしまうのだ。
それこそ、あらゆる疲れが解消できたかに錯覚させるほど快い目覚めなのだ。
今夜の眠りはこれで十分だと、その時には信じられるほどの快さである。
けれども、実際はそうはいかない。
そのまま寝ずに1日過ごせばつらい1日になるのは当然であるが、
それ以前に、明け方ごろ睡魔に襲われる危険性が高いのである。
だから、何とかして、いつも寝る時間に再び寝る努力が必要になる。

その際、いつも5時間睡眠で、さっき2時間眠ってあるから、
あと3時間眠れば十分だ、という計算はたいていの場合誤りである。
これが私にはいつも不思議なのだ。
宵寝は1時間でも2時間でもすっきり起きられる。
むしろ、もっと長く眠りたいと望んでも、そうさせてはくれない。
宵寝だけではない。
翌日何らかのイヴェントがあって早起きしなきゃならないという理由で、
午前零時を待たずに寝たときでも、眠れぬ苦しみに耐えてようやく眠って、
夜中の2時や3時に目が覚めてしまうこともよくあることだ。
そういう場合には翌日の活動のために、何とかもう少し眠っておこうと
四苦八苦しつつ、30分おきに眠ったり目覚めたりを繰り返すはめになる。
ところが、夜中に寝た場合には、たとえ快眠の宵寝を経ていようと、
朝目覚まし時計が叫ぶまで深い眠りにあり、重い頭を起こさねばならない。
1時間や2時間ですっきり目が覚めるということはほとんどない。
この違いは実に不思議だ。


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