先月の23日に書き始めた楽譜のパート譜をやっと作り始めた。 けれども、今夜は1時間半ほど眠ってしまったので、全部はできなかった。 パート譜自体は、総譜さえ作ってしまえば、 パート譜を作れと命じるだけで、2分くらいの間にできてしまう。 吹奏楽譜だと20数パートあるけれど、たちどころにできあがるわけだ。 けれども、それをそのまま印刷するととても人様に見せられるものではない。 きっちりひとまとまりのパート譜にするために、 1段あたりの小節数を変えたり、段数を変えたり、フォントを変えたり、 レイアウトし直さなければならない。 パート譜作りを命じる際に設定しておいたことは守られていないし、 仮に守ってくれたとしても、多少の再レイアウトは必要だろう。 この不便さは、何度ヴァージョンアップしてもぜんぜん改善されていない。
それでも、何もかも手書きでやっていた時代に比べると、 比較にならないほど便利である。 不満を言う前に、いつも、あの頃の苦労を思い出さなきゃいけない。
実は、この楽譜書きの〆切を先週の土曜日と決めていて、 その日にいったん団員に楽譜を配って試奏する予定だった。 だから、先週の金曜日にこの作業を順調に進めていたのだった。 ところが、8割方済んだあたりで、重大なミスに気づいた。 その夜の作業はすべてやり直しということになり、〆切を守るのを諦めた。 日曜日の夜に作業を再開したのだが、その時はパート譜作りではない。 また改めて総譜の点検や修正をし始めたのである。 〆切が1週間伸びたので、もう少し入念に見直すことにしたのである。
文章書くのも楽譜を書くのも、終わりというものがないのである。 〆切が来るから、完成ということにせざるを得なくなるけれども、 あくまでもそれは暫定的な完成に過ぎない。 そして、毎晩寝るぎりぎりまで楽譜と向き合うことになるので、 寝る前に書くのが週間となっている塵語は明日に延ばされて忘れ去られることになる。。。
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