このゲームに魅せられて小説を書いた人気作家がいるほどだというので、 注文しておいたイコが、数日前に届いていたけれど、 代表選考会の準備等で忙しくて始められないでいた。 今夜ちょっと垣間見たくなって、最初の方だけでもと始めてみた。
初めて新しいゲームをやるときは、何かと手探り状態で不自由なものだが、 このゲームの雰囲気は今までのとはかなり変わっている。 オープニングの映画が一段落して主人公を動かすときが来たとき、 今までのRPGではたいてい他の登場人物の話を聞いたり アイテムを探し回ったり、いろいろなヒントを探し漁るか、 すぐに闘うべき敵が現れて何戦もしなければならなかったりとか、、、 このゲームでも、ついつい今までの習慣で警戒しながら、探索しながら、 動かし始めたのだが、そういうものは何もなさそうである。 だだっ広い空間にヒントらしきものもなく、敵が出ることもなく、 ただ、スイッチを見つけたらそれを動かして扉を開け、 鎖や段差を見つけて飛びついたりしながら次の場面への入り口を通って行く。
そして、長い螺旋階段を昇ったところで、噂の女の子が鳥かごのような 檻に閉じこめられて、塔の天井付近にぶら下がっているのを見る。 それを救出するのが課題となるようだ、というわけで、 改めて下に降りてその檻を下ろすためのヒントを探してみる。 けれども、このゲームにはとにかくヒントが、、、ない!
なが〜い螺旋階段を上がっては下りて何にもない何にもない、、、 本当に何もないので、その螺旋状の階段、というより坂道なのだが、 それのてっぺんの壁に飛びついてみたら、昇った。 もう1回飛びついたら窓から外に出て、別の窓から中に入れて、 何とそこにスイッチになりそうなレバーが、、、 なんだー、こんなとこにあったんかー、と動かしてみると、 檻はガーーッと下に降りた、、けれど、まだ降りきらないで宙ぶらりん。 んでどーすんだぃ? 飛んでみよか? そんなわけないわな、、、 ところが、同じ高さの通路からジャンプしてみたら、イヴェントが始まり、 檻を吊っていた鎖が切れて、檻は下に落ち、少女との出会い。。。 えっっ、そんなんでいいの? それにしても、お嬢ちゃん、白すぎて気味悪いよ、とにかく逃げなきゃね、 と思ったら、黒い化け物がこの少女をさらって行った。
少女と手をつないで脱出するというのがこのゲームのウリである。 黒い化け物から少女の手を引いて救出して、とにかく逃げる、、、 逃げるためにはとにかくまず梯子を昇らなきゃいけない、、 梯子、早く昇ってね、、、ところが、少女の梯子昇りは遅い、 その間に黒い化け物に連れ去られたり、坂道を2人で昇ってる間に 追いつかれて連れ去られたり、、、そんなことを繰り返し繰り返し、、、 この黒い奴、しつこすぎるがなー、、ああ〜また連れて行かれた〜、、えっっ、ゲームオーバー?? どーしろっていうんだ〜〜?!!
檻に飛び乗って少女と出会うイヴェントからやり直しである。 そのイヴェントの中で、たいまつの木が転がり落ちてくる。。。 まさかと思うけど、この棒拾えるとか、、? 拾えた! んで、闘えるとか、、? 、、、あれあれ、やっつけちゃったじゃん、、、 それで、黒い化け物はもう出てこなくなった。 んじゃ逃げよか、、、というわけで、上へ上へと走る。 外への道はさっきからそっち方面にしかないんだもん。。。 そして、ヒントに過ぎないにしても、そっち方面にしかないんだもん。。。 しかし、さっきから何度も通っているように、途中に鎖を昇るところがある。 少女はそこではもう主人公についてきてくれない。 え? お嬢ちゃん、梯子昇れるけど鎖は昇れないの? だって、上しか出口なさそうだよ、下ふさがってるよ、、、 しゃあない、下りてどっか探しに行くかね、、、で、降りて歩いていたら、 ぼか〜〜〜ん!! それまで塞がっていたところが爆発した。 何? 何やったん?? そんな魔法持ってんなら、早く言ってよね、、、
いや、まぁ、とにかく試行錯誤の1時間の末に、 やっとこさ最初のセーブポイントにたどり着いて、落ち着いたのだった。 このゲームは今までに経験したゲームとは、ちょっと雰囲気が違っている。
最初のセーブで、きょうはここまで、とやめてしまったのも珍しいことだ。
|