TENSEI塵語

2004年04月01日(木) 「シャレード」

1日中指導要録の所見書きをやっていて、頭がくちゃくちゃになった。
数年間のブランクがあって久しぶりなのと、
いくらエイプリルフールだからといって、虚偽の文章は書けないので、
たったひとり書くのにも10分も考え込んで悩みまくったりして、
やっとこさ書き上げた所見は、めちゃめちゃな文章になっている。
そんなことの連続なので、ほとほとイヤになってしまうのである。
虚しい無駄な作文に時間を費やすのは人生の無駄遣いだが、
こんな仕事をどうしてもやらなきゃいけないと強要してるのはどこのアホだ?

夕食後、まったく気分転換にDVDで「シャレード」を見た。
中学時代に映画館で見たきり、1度も見ていないが、
すごくおもしろかった記憶だけは残っていて、
先日、1500円のDVDを見つけたときに何となく買ってしまったのだ。
エイプリルフールのきょう、やっとその封印を解いて見ることになったが、
夫も、信頼する男も嘘つきばかり、、、という映画だった(笑)
ところどころ、うっすらと見たことがあるぐらいにしか思い出せなかったが、
最後の劇場の舞台での場面はよく覚えていた。

この歳になると、これぐらいのどんでん返しにはそう驚かなくなっているが、
中学生のころだったら、この結末は新鮮な驚きだったろう。
それよりも、コメディータッチのセリフのやりとりが何ともおしゃれである。
実に心地よい言葉のやりとりである。
そして、今にして思う、ヘップバーンのかわいらしさ。
中学生だったころは、そんなに美人じゃないじゃないか、と思っていた。
この感想はよく覚えている。
今夜の「シャレード」鑑賞は、ヘップバーン再発見の出発点にもなったようだ。


 < 過去  INDEX  未来 >


TENSEI [MAIL]