TENSEI塵語

2003年12月22日(月) 終業式〜

「激酷猛暑」で始まった2学期が、厳寒で終わった。
それは、それだけ長い期間だったはずだし、
実際の意識として、学校祭の9月などかなり昔の思い出に遠のいているのに、
あー長かった、というような、それほどの感慨はない。
1学期に比べて、かなり心身が慣れてきたからに違いないのだが、
それだけではなくて、自分としても何らか動き始めて、
一種の楽しみめいたものを感じ始めたためだろう。
担任としても、また古典の授業でも、長年躊躇していたことを実行し始めた。
まだまだこれといった明白な成果は出ていないけれど、
それらも何となくおもしろい感じがしているのである。

きょうは学年の忘年会だった。
教務主任も来ていたので、先日からちらちら考えているけれど、
具体的方法がなかなか見えてこないことをちょっと話してみた。
総合学習の時間に、イラク問題、さらには中東問題を扱えないか、という話。
教務主任が苦し紛れの案を作っているためでもあり、
彼が世界史の教員だということもあって相談してみたのである。
私自身は、この総合学習の時間をそう真剣にやりたいわけではないが、
何せ今年の1年生は、進路ばっかしである。
イヤになるほど、進路のことばっかしである。
そんなに大事なことかいな、と、自分の若いころを振り返って疑問に思う。
回り道をするのも大事な学習ではないか、と思うと、
なんか、必要以上に生徒を脅迫しているような感じにとらわれるのだ。
2年生用の計画案を見せてもらったときに、
今その内容をしっかり思い出せないのだが、同様の空しさを覚えた。
形骸化させるのが無理なのならば、
もうちょっと、知るべきことを知ることができるような時間にしたいものだ。

今のような時勢ならば、中東問題や年金問題に関心を持たせることも可能な
ように思うし、そこから社会問題に目を向けさせられるような気がする。
新聞やニュースに関心をもつものも増えるかもしれない。
我々自身も勉強不足だし、、、いいんじゃないの? ともに学べば、、、
てなことを考えているだけでも、ちょっと楽しくなるものである。
でも、具体的にどうするかということになると、相変わらず濃霧の中である。




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