きょうは授業が4つあったが、最初の授業で授業に入ろうとして、 ふと12月8日という日付が目に留まったので、ちょっと予定を変更して、 きょうは何の日だ、と生徒に質問してみた。 結局、4つの授業全部で同じことをしたのだが、なかなか出てこない。 生徒はこういう質問をされると、まず誰かの誕生日だと思うのである。 「先生の誕生日!」などとすぐに思いたがる。 私の誕生日も確かに128だが、1月28日である。 奥さんの誕生日、子どもの誕生日、結婚記念日、、とランダム発言も めちゃめちゃになるが、私はそんな個人的な話を持ち出すのはきらいである。 「ジョン・レノンの命日」という答えも聞こえた。△にしてやった。
それで、黒板に、 12月 8日 8月 6日 8月 9日 8月15日 11月 3日 5月 3日 と並べて書いて、ノートにも書かせて、それぞれ何の日か書くように言った。
こういう時間を設定すると実におもしろい。 見て回りながらそこかしこで相談するのを聞いていると、 「5月3日は子どもの日か」「たんごのせっくだろ」なーんて言っている。 相談もせず黙々と書いているこの中にも、子どもの日と書いてるのがいる。 11月3日は秋分の日、5月3日は春分の日、なんてのもある。 8月15日を秋分なんて書いてたらほめてやるべきかもしれないが。。。 「どっちが憲法公布だっけ?」などと相談しているのを聞くと嬉しくなる。 やっとこさ話が格調高い方向に進みそうである。 けれども、「文化の日」という言葉はなかなか出てこないようだ。 文化の日が憲法公布の日で、憲法記念日が施行の日である。 広島と長崎の原爆の日は、わりと多くの生徒が書いている。 でも、書いている生徒の大半は2つか3つだ。 5つまで書けた生徒でも、12月8日のところは空欄のままだったりする。 6、7割の生徒は、ひとつもわからーん状態のようだ。 これが現実である。 10数年間でかなり免疫ができているとはいえ、 やはりこういう質問をするたびに驚かずにはいられない。 それにしても、教科書を進めることばっかり意を注がないで、 生活の中の基本的な知識をもっと点検してやりたいものである。
ま、今は試験後のわりと授業進度にゆとりのある時期なので、 イラク問題、自衛隊派遣問題、憲法改悪問題、、、等々、 社会の問題に目を向けようね、ということの導入みたいに 12月8日を利用させてもらったというわけである。 考えてみると、上に挙げた記念日(?)の中で、 「きょうは何の日?」と尋ねることができるのはきょうだけだ。
ついでながら、清水義範が「日本国憲法」という本の中で詠んでいた名歌を 思い出して、また吹き出してしまった。
この味がいいねと君が言ったけど5月3日は憲法記念日
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