TENSEI塵語

2003年11月28日(金) 学習合宿よりは、、、(1)

10月26日に学習合宿の案が出ていることについて触れて、
その発想のくだらなさを批判して書いたのだが、その続きである。

先週の木曜日に、その具体案がいきなり進路部会に出てきた。
今の学校には、学校活性化委員会なるものがあるらしくて、
そこで検討済みだから、きょうの職員会議に提案するのだと言う。
見ると、夏休みに入って約2週間後の日付で2泊3日、
場所は生徒が自転車でも行けるようにと江南市の一施設、
3年生対象、参加費用18000円となっている。
目的には、自学自習の習慣を養うなどもっともらしいことが書いてあるが、
2泊3日である、、、三日坊主の象徴みたいなものではないか(笑)
そううたいながら、内容を見ると、過去のセンタープレテストなど
持ち出して、解説や解答の繰り返しになってしまっている。
要するに、補習の別メニューの集中講座に過ぎない。

ま、こんな行事はほんの一過的なイヴェントに終わってしまうわけで、
生徒にもたらす教育的意義はほとんど認められないものだ。
それなのに、3日間で18000円とはあまりにも高い。
ひとつのイヴェントとして泊を伴う活動には楽しいものがあるだろうが、
この行事の意図は、PR用の看板作りである。
学校のわがままから発生したものに過ぎない。

それでその時は、さんざん批判して、進路部提案ということだけは
撤回させて、活性化委員会提案でとどめるようにだけ認めさせた。
それで、その日の職員会議に出る予定だったけれど、
他の議題に時間がかかりすぎて、提案はかなり先まで延期になった。

さて、それからいろいろに考えてみたのであるが、
自学自習の習慣のきっかけはやはりつかませたいものだと思う。
今の多くの生徒に欠けているのは、この力である。
授業も受けっぱなしで片っ端から忘れて次の授業を受ける。
補習も受けっぱなしで片っ端から忘れて次の補習を受ける。
小中学校時代から、それを繰り返してきているわけである。
今の生徒だけじゃない、私自身が高校時代そうだったから、
その悪循環のからくりが、自身の体験と共に見えてしまうのである。
私が補習に批判的なのは、補習を受けてそれで勉強が終わったと
生徒に錯覚させてしまっている現状のためである。
とりあえずの自己満足に貢献しているだけである。
そうして、結局、受験勉強に入れないまま入試を迎えてしまう。
何とか、このあたりを改善できるような指導はできないものか、、?

(もっとも、私自身は、高等学校という場が受験のためにあくせくしたり
 大学入試のために教育をねじ曲げられることに大反対である。
 高校の勉強だけで大学に行けないシステムなら浪人していけばいいし、
 高校とは別に入試のための勉強を教えてくれる予備校に行けばよい。
 このあたりのことを、世の人々は勘違いしているようである。
 この勘違いのために、高校という現場も振り回されてしまっている。
 実にアホらしいこととは思うけれど、それが現実であり、
 傍観して蚊帳の外にいるつもりでも、そんな立場にいると、
 ますますアホらしいことに巻き込まれて二進も三進も行かなくなる。
 被害を最小限にする、または、どうせやるなら意味あることを、、、
 そんな気持ちで考えざるを得ないわけだ。
 この続きは明日にする)


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