年内に自衛隊をイラクに派遣するのを政府は諦めたようだ。イラクの治安がますます悪化してきているからだが、どう新聞を読んでも、人命というものに対する配慮は感じられない。もしも派遣した自衛隊員に万一のことがあれば、小泉政権は打撃を蒙るし、来年の参院選もあぶない、という発言ばかりだ。土曜か日曜の新聞の投書欄に、自衛隊員を恋人にもつ女性の懇願があったが、人間として当然の訴えも、政府や与党の連中には戯言でしかないのだ。彼らにとって、民衆なんてものは票田以外に何の価値もない。