TENSEI塵語

2003年07月26日(土) コンクール地区大会の日

去年と一昨年のこのあたりの塵語を読み返してみた。
一昨年は、生徒への罰として、この大会では振らなかったけれど、
前日まで練習は見てやっていた。
去年は、準備にかなり難儀していたようだ。

今年は、長らく連盟に加盟していない学校に転勤したし、
実際部員もようやく最近10人ほどになったという状態だから、
準備作業に専念できて、一昨日には大方準備が終わってしまった。
準備が早くできてしまうと、そのつもりなだけで、案外ミスが多いものだが、
きょうの進行も別段何の問題もなく、時間どおりにスムーズに進行した。

閉会式は、久々に素直な反応に満ちたものになった。
金賞団体が発表されるごとに、さらに、県大会への代表校発表のたびに、
キャーーッという大歓声が起こって、苦労の末の喜びが会場に満ちる。
昨年までなかなかそういう思いのできなかった学校が4校、
そういう表彰をされたという背景がある。
運動部の試合などでは、試合中に勝敗の流れが見えていて、
ひとつの試合が終わるごとに、勝敗の決着がついてしまうけれども、
こういうコンクールでは、演奏が終わっても勝敗はわからない。
だから、閉会式での審査発表の時間が、コンクールの醍醐味なのである。

こういう素直な歓声が飛び交う閉会式が久々なのは、
ひとつには、私のいた前任校の生徒たちのせいだったのかもしれない。
私がいた15年間のうち、1度だけコンクールに出られなかった年があるが、
14回中、いつも金賞受賞で、13回県大会に進んだ。
県大会に行けなかったのは、3年目、出演順1番の年だけで、
この時は、最後に演奏した団体と同点になって、審査員投票で負けたそうだ。
生徒たちは、最初の4、5年間は、地区大会での成績を聞いて
キャーキャーと喜んでくれていたが、
その後数年間は、金賞と発表されても、県代表と発表されても、
めったなことでは歓声ひとつあげてくれなくなった。
それがあたりまえで、勝負は県大会以降という意識が定着したからである。
で、審査結果発表の際に、こういう団体が早い出演順にいると、
後に悪い影響を与えてしまうし、ひとつでもこういう団体があるのは、
閉会式全体のムードを沈ませてしまうものである。
去年・一昨年はどうだったかというと、多分に意外性の混じった歓声だった。
私自身が審査集計をしながら、何で?何で?と不思議だったほどだから、無理もない。

その前任校は、きょうは最下位から2番目になってしまっていた。
最低限の基本のことができていない5演奏だったから、しょうがない。
去年から、何とか部を維持しようと努力していた3年生の子たちの
気持ちを思いやると、非常につらい思いにとらわれるのだけれど、
地区の吹奏楽全体を眺める目で見ると、発展性のある成長を感じさせられる。
ま、たいへん複雑な心境である。


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