電化製品など、たとえばテレビを例に挙げてみても、 画面が大きくなり、性能がアップしても、 よほど新しい画期的な機能を備えたものでなければ、ここ2、30年、 標準の価格が変わってない、、、そんなことにも驚いたりするのだけれど、 もっとも驚くのは、卵の価格である。 私が子どものころでも、15円とか18円とかしていたように思うのだが、 記憶違いだろうか。。。 今も、標準の卵はそれくらいで変えるし、もっと安いこともある。
その子どもだったころに、父の給料が少し前まで 7千円だったと聞いたことがある。 全体の物価は今よりかなり安かったんだろうとは思う。 豚の細切れ100グラム買いに、よくお使いに行ったものだったが、 これは確か30円くらいではなかったか、と記憶している。 はなはだ曖昧な記憶なのだが、生活が苦しかったことは確かで、 家族5人の夕食に使う肉がそれだけである。 しゃぶしゃぶ肉数百グラムなんてぜいたくなものではない。 鳥の皮肝などという、今ではめったに見かけない、 ヒュルヒュル丸まる筋みたいな細切れに卵の黄身がどんとついたようなのも よく買いに行かされたものだ。
さて、卵の値段だが、4、50年前に月給6千円だった人が、 今なら同じくらいの年齢で、24万円だと、実に乱暴な仮定をしてみよう。 これは、暗算がしやすいようにそうするので、だいたいの仮定である。 それで、卵の値段が、そのころも今も15円だとする。 そうすると、あのころの卵というのは、今で言うと600円になるのである。 (本当はもっと格差があって、600円よりも上のような気がする) 朝食に目玉焼き2つ食べたら、1200円である。 遠足にゆで卵ひとつ持たされたものだけれど、 弁当はおにぎりだったとはいえ、 子どもは何も知らないままに、何と高級な弁当になっていたことだろう。
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