TENSEI塵語

2001年07月17日(火) 雷雨

先週の半ばに梅雨明け宣言(曖昧だったが)がされて以来、
木、金、日、月、火と一時的な大雨に襲われている。
木、金ときょうは夕立で、日曜は深夜の雷雨、月曜は朝の激雨だった。
当たったら痛いだろうな、と思うような大粒の雨がいきなり乱れ落ちてくる。

今日の夕方は特にひどくて、帰宅の車を入らせたら降り始めた。
たんぼ道を走ると、広大な空の四方八方・・というよりは、
進行方向しか見ていないので、三方五方というべきだろうが、
そこら中に稲妻が乱立する。
一時は、ハンドルを握る手の手首のあたりに稲妻の衝撃を感じて、
その直後に恐ろしいほどの落雷音を聞いた。
雨も風も見る見る激しくなり、前方が見えにくいばかりでなく、
地面に叩きつけられた水がそのまま吹き上げるように流れて行くので、
車も足をすくわれてひっくり返るのでないかと不安になるような激しさだった。

踏切が2つ続くところで渋滞になり、この渋滞がなかなか進まなかった。
けれども、なんとか少しずつ進む内に、雨風も穏やかになり、
一つ目の踏切を越えたあたりで、どうもおかしい、2つ目の踏切がなかなか上がらない。
それでも今まで進んできたのだからと、辛抱して待ち続けていると、
歩行者が次々に遮断機を押し上げたりくぐったりして渡り始めた。
こうなるともう踏切の故障としか考えられないので、
たまたま右前方に開けていた空き地を利用してUターンして別の道に走った。
それでも、どこもかしこも渋滞だらけで、いつもの2倍半の時間をかけて帰宅した。

すごく迷惑で、恐怖感さえ与えるような雷雨が続いているけれど、
ウジウジと降り続ける長雨よりは、こういう一挙にぶちまけるような雨の方が好ましい。


ちょっと古いホラー話題作「リング」を読み始めた。
話題のまっただ中だったころから、何となく読んでみたいと思いながら、
ず〜〜〜っと避けてきた小説である。
ホラー小説は、赤川次郎でも読みたくないので読まないようにしている。
映画だったらもちろんのこと、菜々子さまの作品でも見ないようにしてきたのである。
けれども、やっぱり、何といっても菜々子さま主演女優賞の作品を、
見ないですませるわけにもいかない。
それならとにかく、まず小説を読んで少しでも免疫を作ってから見ようと、
教図書館で借りて、さっそく読み始めたわけである。
半分ほど読んだけれど、ここまではそれほど露骨な恐怖感はない。
ただ、やはり底知れぬ異様な不気味さは湛えている。


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