西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2005年08月02日(火) |
立ちどまってため息ついて、女の子はまた歩きだす。『仔猫をお願い』 |
ソウル郊外の商業高校を卒業した女の子たちの、 不器用で、いたいけな青春物語。 ありがちな恋愛エピソードは、まったくナシ。 そのかわり、全編に、 「高卒って、会社じゃ一人前として扱われないの!?」とか、 「あー、貧乏っていやっ」とか、 「家族きらい。家、出たい」とかの、 夢いっぱいで高校を卒業したはずの女の子が、 二年たって二十歳になって、 「こんなはずじゃなかったのに・・・」と、 立ち止まったときの、あの、 どうしようもない切ないいらだちが、 あふれていた。
・・・猫。かわいかったなぁ。
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