西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2005年08月01日(月) |
嘘つきたちの愛のうた『やさしい嘘』 |
舞台はグルジア。 パリに出稼ぎにいった息子からの手紙を 何より楽しみにしているおばあさんに、 その息子が急死してしまったことを伝えられず、 嘘の手紙を書きつづける娘と孫娘のストーリー。 そんな娘と孫の「やさしい嘘」に、ラストでもう一つ、 やさしい嘘が加わって・・・という、 物質的には決して豊かでない人たちの、 とっても豊かな心持ちを描いた映画。
主演のおばあさんが、すごくよかった。 ヨーロッパのおばあさんらしく、 きれいな色の花柄のスカーフやワンピースが似合っていて、 けっして豊かな暮らしじゃないのに、 マニキュアもきちんと塗っていて。 ラスト近く、孫娘に 投げキッスする時の笑顔がなんとも言えず 優しくて、可愛くて、泣けた。
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