2007年02月21日(水) |
通称姓使用を考える(1) |
社内の集会で、通称名の使用が話題になった。
私が通称姓を使い始めたのは1996年だから、もう10年も前のこと。まだ、前の会社である親会社にいて、3年ほど通称姓を使っていた。
会社が公に通称姓を認めていたわけではなく、かといって禁止しているわけではなく“黙認”しているような状態だった。使う側としても、アレコレと強く要望するとかえって禁止されるので、ころあいを見計らいながら既成事実を積み上げるようなスタイルで通称姓を使っていた。当時は社内の各種の手続きがまたシステム化されていなかった。それが通用していた。例えば、依頼書に手で記入して印鑑を押して出すと言うようなスタイルがまだ残っていた。だから通称姓が通りやすいというような事情もあった。
あるとき、イントラネット上の社内電話帳のバージョンアップがあり、デフォルトの戸籍名の他に、もう一つ苗字を登録できるようになった。ある人は旧姓を登録したり、あるいは齋藤さんが「斉藤」という名前を登録して検索性を高める目的で使ったりした。もちろん、通称名使用者は通称名を登録した。
その後、メールアドレスが統一されて、姓.名@社名.co.jpというネーミングルールが作られたときに、本籍名で作るか通称姓で作るかという選択を問われた。つまり、ある一定の「通称姓」の権利が認められたわけで、今考えるとエポックメイキングな出来事だった。
もっとも、そのときは私自身はシングルアゲインになっていたんだっけ。 【続きは明日】
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