たりたの日記
DiaryINDEX|past|will
2018年06月21日(木) |
智ちゃんのアロママッサージ |
19日に大宮の病院を退院し、長男一家が待っている自宅へ。
やっぱり自宅はいい。 植物も枯れずによく育っていて、秋に剪定してすっかり丸坊主になっていた、ハナミズキや月桂樹の枝も緑に覆われている。
そして、賑やかな子どもたちの声! わたしは2階の寝室で寝ている時間が多かったが、子ども達の泣いたり、笑ったりする声が届く。
リビングルームにいる時にはソファに横になり、子ども達の様子を眺めるのが嬉しい。
お嫁さんの智ちゃんが、食事の支度をしてくれるので、もう、全部おまかせ。 病院のお粥よりもうんと美味しいお粥や、甘辛く煮た椎茸を混ぜこんだチラシ寿司を作ってもらう。残念なことに、少ししか食べられないのだが。
しかし、腹痛と下痢は病院にいる時より強くなっているようで、痛み止めで凌ぎつつといった感じで、キリキリ、ヘロヘロが、すっかり日常になってしまっている。
そんなわたしを見兼ねてか、智ちゃんが、お母さん、アロママッサージをしましょうか。お部屋を暗くして、音楽を流しながら。 マッサージオイルはありますか? と申し出てくれる。
自分でアロママッサージをすることはなかったが、先週、次男がインドへ出張に行った折に、アーユルヴェーダというブランドのアーモンドオイルをお土産に買ってきてくれていた。そのオイルに、フランキンセンスやパインなど手持ちのエッセンシャルオイルを混ぜ、急ぎアロマオイルを作る。
子ども達はパパとお祖父ちゃんが面倒を見てくれ、智ちゃんは2時間近くもアロママッサージを施してくれた。 特に習ったわけでもなく、YouTubeなどでやり方を覚えて、時々子ども達にもやってあげるということだったが、それはプロ顔負けの上手なマッサージ。深い呼吸をしながらの心のこもったトリートメントだった。 鳥のさえずりのバックグラウンドミュージックも心地よく、ステンドグラスランプのやわらかな赤い光が真摯で美しい智ちゃんの顔を照らし出していた。なんという幸せな時間だろう。
ねえ、こんなに長い時間、疲れるでしょう? ぜんぜん。わたしもリラックスして癒されてますから。
翌朝、そしてその次の夜も、マッサージタイムを持ってくれた。その時間は不思議に痛みが消えるのだった。身体全体の血流がよくなり、リンパが流れるように思う。今はわたしの身体は痛み止めより、こういう全身的なケアを必要としているように思う。
それにしても、彼女のマッサージは単にテクニックだけではなく、天性の癒す力があるなと思う。
|