たりたの日記
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2017年10月05日(木) トンネルを抜けて

夢をたくさん見た細切れの眠りから目覚め、それでもようやくトンネルから抜け出せたという感覚がある。
今日は、ベッドから離れ、外へも出る事ができるだろう。

今回のトンネルは、月曜日の夜中からの発熱と嘔吐、激しい下痢に始まり、翌日まで続いた。これまでは、熱は夕方までには下がってきたので英語教室はお休みする事もなかったが、さすがに火曜日は午後になっても起き上がれず、ヘロヘロな状態でキャンセルの連絡をしたのだった。夫も仕事を休んでくれた。ほぼ寝て過ごしたが、次回の文学ゼミの課題図書、深沢七郎の「楢山節考」は読むことができた。映画も印象的で忘れられないものだったが、原作には、もっと突き放したような明るさや強さがあり、壮絶なテーマをこのような筆致で書く深沢氏に興味を覚えた。深沢氏は晩年、ここからすぐの菖蒲町で牧場を営んでいたという事。作品についても作者についてもこの1ヶ月、深めでいきたいと思った。

1時間起きの水様便という激しさもこれまでになかったことで、もしかすると、抗がん剤の副作用ではなく、免疫力が低下しているところに持ってきての何らかの感染なのかもしれないと思ったが、昨日は胃痛や身体のだるさはあるものの、熱も下がり、友人が作って持って来てくれた鶏鍋や焼き芋を食べる事もでき、クラスも3クラスをこなす事ができ、回復は早かったと言えるだろう。

それにしても何と激変する体調だろう。金曜日は次男一家と楽しく過ごし、土曜日は、東久留米まで行き、グレゴリオ聖歌の2時間の講義を集中して受ける事ができた。日曜日と月曜日は1時間ほどの早朝ウォーキングもしたほどで、今回は調子がいいねと夫と話していたのだから。
しかし、今回のような激しい副作用もまた起こりうる事が分かった。そして回復するという事も。
今週は今日の夜の中2クラス、1コマ、明日はCTスキャンの検査。
明後日から月曜日にかけて、2泊3日のグレゴリオ聖歌の音楽講習会、東久留米にて。無事参加が叶いますように。


たりたくみ |MAILHomePage

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