たりたの日記
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今朝は自然に4時28分に目が覚めた。 昨夜も10時に眠りにはつけず、夜中の1時に諦めてマイスリーを飲みはしたが、4時半に起きられるだけの睡眠は確保できたのだろう。
まずは、ベッドの上でヨガ。ノートに書きとめた、昨夜の日記にも記した、レッスンの言葉を心の中で繰り返し、そこに伴う様々な感情や記憶を観察しつつ、ヨガのアーサナを取る。ヨガは身体による祈り、アーサナを組むことで、心はこの世界を離れ、神の国の領域へと移行する。そこに伴う、静けさと、平安と、清々しさで、その事が確認できる。 これまでの出会いの中から、スポットライトが当たったように、外の世界から離れて、自分の内側にいて、その相手と向かい合っていた時期の事が蘇ってきた。その時にはその事には気付かなかったが、お互いに少しも話せずに黙ったままでいたのは、魂のレベルの事柄を表層のありきたりな会話で表すすべがなかったからだったのだ。手紙では様々な事を語り会えたのに、いざ顔と顔を合わすと何も話が出てこない理由が今なら分かる。
たとえば、ベトナムに住んでいる 1歳児の孫、時々、テレビ電話で話しをする。話しと言っても、彼女には魂の言葉はすでに持っているとしても、口から出て来る言葉は、パーパだの、バイバイだの、ハーイどまりだ。けれども、そうした表層にある言葉のコミュニケーションを遥かに超えて、彼女の存在が私の内側で、大きなエネルギーになり、とても濃密な関係が生まれている事が自覚できる。 何も混ざりものがない故、彼女の中の神がそのままそこに現れるということなのだろうか。神との分離がなく、自分が何者であるのかをまだ忘れていない状態とは、こういうことなのかと教えられる。1歳児の私は、きっとこのようだったのだろう。そうして、61歳になった今、その時にはきちんと携えていたはずの、わたしの function (役割)を思い出そうとレッスンを続けている。 Lesson 65 My only function is the one God gave me
私の唯一の役割は神が私に与えたものである。
病室を抜け出し、広い窓ガラスのあるロビーで書いている。 外は雨。目の前に雨に濡れた木々。 ここは4階だというのに、ここよりもさらに高い木々から見下ろされながら。
朝イチで、血液検査のための採血があるのだった。 病室に戻ろう。
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