たりたの日記
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2017年04月25日(火) イスラエル聖地巡礼旅日記 7 <オリーブ山、エンカレム、エマオ >

まずは、再びオリーブ山で、これまでの巡礼のルートを確認し、「主の昇天教会」へ。ここはイエスが天に昇った場所に立てられたとする教会。雲ひとつない青空に、教会の白い石の建物が映え、美しかった。

「主の祈りの教会」は世界各国の言葉で記された 主の祈りのプレートが外の壁や回廊の壁にタイルとしてはめ込まれている。日本語のプレートは、聖堂内の左の壁の目立つ場所にあった。

その後、エルサレムの喧騒を離れて、静かな山里 エンカレム(葡萄園の泉)へ。ここにはイエスの母マリアがバプテスマのヨハネの母である従姉妹のエリザベスを訪問した場所に立てられた「訪問教会」がある。
この時マリアが歌った「マリア賛歌」マニフィカートが46ヶ国語で教会の壁に貼られてあった。
教会から長い下り坂を歩きながら、神父にラテン語でのマニフィカトを教えていただき、ロザリオの祈りのグレゴリオ聖歌をご一緒に歌ったのは、とてもよい思い出。
お昼は緑と花々に囲まれたレストランで。
具ののっていないピザに、3種類のソースをつけていただくものや、ピザの皮で挟んで焼いたアップルパイは珍しいメニューだった。
ここでも、ミルクなしの、小さなカップのアラビックコーヒー。

その後、ヘブライ大学付属ハダサー医療センターへ。その敷地内に立つ、ユダヤ教の会堂シナゴーグに飾られてある、シャガールのステンドグラスを観る。イスラエルの12部族の元になるヤコブの12人の息子達をモチーフにした12枚のステンドグラスはそれは美しき素晴らしいものだった。
ここにはシャガールの平和への強い思いが込められているという。

最後は夕暮れ間近のエマオへ。ビザンチン時代の(AD15c)エマオ遺跡の中にある、戸外の礼拝場で、最後のミサ。
ここでも、聖餐式の時、リコーダーを吹かせていただく。曲は、グレゴリオ聖歌、復活祭の続唱ヴィクティマエ・パスカリ・ラウデス (Victimae Paschali Laudes)

お世話になったユダヤ人のご夫婦と、イスラム人の素晴らしいドライバー、サムエルさんをお招きしてのお別れの夕食会の後、美しい夕陽を浴びながら、テルアビブの空港へ。
よい、聖地巡礼の旅に感謝!


たりたくみ |MAILHomePage

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