たりたの日記
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2017年01月01日(日) 元旦の一日

今日は1月5日。故郷の大分へ来ている。一人、大分駅近くのホテルの一室でハーブティーを飲みながら。先ほど、5日の日記を書いて、今こちらに来たところ。昨夜写真だけアップしておいたので。

当たり前の事ではあるが、どんなに最近のことであっても、過ぎたことはもう過去の領域の中に閉じ込められてしまう。出来事としては、固定されているのだが、そこを訪ねる時の気持ちは生き生きと動くのだ。この正月の写真を1年後には深い感慨を抱いて見ることだろう。3年後、5年後とすれば尚更だろう。もう私は生きてはいないかもしれないが10年も立ち、れおが17歳、めいみが13歳、あいみかわ10歳ともなれば、彼らはこの写真をどのように眺めるのだろうかと想像してみる。

めいみが「もののけ姫」が大好きで、何度も繰り返し、身じろぎもせずに観ていると聞いて、リコーダーで 「もののけ姫」の曲を吹いた。吹き始めると、ハルメンの笛吹きのように、3人の子ども達が私の所に寄ってきたので、ママがすかさず、シャッターを切った内の一枚の写真。めいみの目力の強いこと。リコーダーでも、私でもなく、楽譜を睨んでいる。私が楽譜を見ながら吹いているので、ちょうど 絵本を読んでもらう時のように、書かれているページを凝視しているのだろう。そして、絵本の場合もそうであるように、そこにある絵を観ているのではなく、お話を頭に描くように、楽譜の向こう側にある音楽の作り出す世界を観ているのに違いない。他のジブリの曲もいくつか吹いていていたら、めいみは もう一度もののけ姫 吹いて とリクエストしてきた。めいみの観ている もののけ姫の世界を私もまた観たいと思った。彼女ほど、それを豊かには観ることがてきないにしても。
























たりたくみ |MAILHomePage

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