たりたの日記
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やっと、7月の日記のページが埋まった。 旅の後、時間を置いて、その時に写した写真を見ると、 旅の最中や、直後には感じることのできなかったものが湧き起こってくるのは不思議だ。
旅の直後は、実際に目にしたものと、写真とがあまりに違うので、見る気も起らないのだが、時間を経て目にする旅の写真は、その時に思っていた事、考えていた事、また、次第に心象風景になりつつある、こころの中の風景とうまく溶け合っている。
写真だけではないな。 心にのこる出来事、読んだ本、聞いた音楽、心の中で繰り返すうちに、より詩的な印象となって深まってゆくものがある。
木はいい。
とりわけ大木はいい。
樹齢を重ねた木を抱きしめると
木の命が流れ込んでくる。
木の生きてきた果てしない時の中に
吸い込まれる。
ひとつの瞑想がおこる。
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