たりたの日記
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2008年07月08日(火) |
流山温泉から眺めた駒ヶ岳 |
大沼公園を自転車で半周したところ、キャンプ場の手前に、流山温泉への道が見つかる。
かけ流しの温泉に浸かりながら雄大な駒ヶ岳を眺めることができるとガイドブックに書いてあったが、いったいどんな温泉なのだろう。
流山温泉へ到る道は平野の中にどんと幅の広い人影のない道が広がっていて、思わず、アメリカの南部の田舎にいるような錯覚に陥ったが、これが北海道の風景なのだと思う。
その埃っぽい道の先に、確かに流山温泉はあり、露天風呂の正面には、駒ヶ岳が美しく雄大な姿を横たえていた。
静かなジャズが流れているのだが、よく聞くとそこに、鳥の声が重なっている。どうやら、そういう音を流しているらしい。その組み合わせが心地よかった。
巨岩と巨木とを組み合わせた不思議な露天風呂だった。誰もいない、ひとりきりの湯。 駒ヶ岳を眺めつつ、心は地上をはるかに離れ、どことも知れぬ空間を彷徨っていた。
ここのアーティステックな温泉施設は、世界的彫刻家、流政之氏のデザインによるものとのこと。
ここの本格的な手打ち蕎麦もえらくおいしかった。
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