たりたの日記
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2008年05月04日(日) |
「ファンタジー」 第4回MSショー |
この日ダンスチームM's Party 恒例のエムズショー。 第4回目のショーのタイトルは「ファンタジー」 。
わたしにとってこのタイトルはとても意味深いものだった。この4月、誕生日を迎えた時、ふっと降りてきた言葉だったから。
ファンタジーを生きる。 生活そのもの、生き方そのものをファンタジーとして捉える。
社会的な規範や人間どうしの柵から自由になるためにはどうしてもこの力を借りる必要がある。 決してメルヘンチックなロマンチックな甘いニュアンスのファンタジーではなく、ある意味それを貫こうとすることに伴う覚悟のようなものを内に抱え込んだ、背筋を張った歩み。
今回はダンサーとしての参加ではなかった。 わたしの役割は50音の中での三つの役割と芝居ダンス「ギリシャ神話」のナレーション。 ファンタジーを生きる上でも、ギリシャ神話に見ることのできる「元型」は示唆に富んでいる。 そういう意味でも、ギリシャ神話の話を読むという作業は意味深かった。
黒いドレスのハンドベルを鳴らす清楚な女 赤いドレスを着て500本の薔薇の花を受け取る取り澄ました女優 オレンジ色のレインコートを着て「別れても好きな人」を演じるカワイイ女 白いドレス(実は仕舞い込んでいたウェディングドレス)の不思議系語り部 と、自分なりにイメージを持って舞台へ。
舞台の上のわたしは、それこそ、持てるだけのファンタジー力を注ぎ込んだつもりだが、客席からはどう見えたのだろう。
ともかくも昨年からずっと抱えていた「ひとつのこと」がようやく終わった。 3月末の原宿のコンサートと、それに続く、このショーが終わって、ようやく肩の荷物を下ろしたような身軽な気持ちになっている。
<写真提供 mG >
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