たりたの日記
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突然の喪失の そのむさむさとした味わいを 忘れていた
今日の命は今日限り、明日の事は分からない そんなあたりまえを 見失っていた
受け入れるべき孤独を ふっと手離したすきの事だった 足元をすくわれ、ぐらり傾いだ
こんな場所で心を開くことが 今日は不気味に思える ここが砦であるはずはないと
悪意の横行するネットの海で むきだしの自分をさらす その開き直りに挫ける
ええい! 開いた心など 閉じてしまえ!と乱暴にさえなって
それなら帰ろう もともとのところへ 山の中のように静かな場所へ
誰もいなくても あの方だけはいるという 変ることのない場所へ
閉ざすことなく 開いたままで 相変わらずの むき出しのままで
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