たりたの日記
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悲しい中にも清々しさがある葬儀だった。 葬儀の最後に、我が家の長男Hと中学校の時からの友人Kが喪主の母親に代わって、参拝者への挨拶をした。 小さい頃からのKを知っているだけにりっぱな25歳の青年になっているその姿に、まっすぐなその言葉に泣けた。 kは「最後に父に一言言葉を贈らせて下さい」といい、 「○○万歳」と大きな声で父親の名前を呼び両手を上げた。 不意打ちのようなその言葉と彼の仕草。 Kらしい。 父親の生涯に万歳を贈るKを見ていて、この家族はこの悲しみを突き抜けて逞しく歩いていくなと、力強いものを覚えた。
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