たりたの日記
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2007年08月21日(火) 四国へ

 この日記に度々九州への旅の事を書いてきた。また今年は数回東北へも出向いた。しかし、四国が登場するのは初めてのこと。
 一度高知へ行った事がある。新卒の時、大学の先輩に誘われて「音楽教育の会」の全国大会に参加するためだ。あの時の出会いは大きなものだった。その時出会った林光さんや丸山亜季さんの歌やリズムとは教職を離れてからもずっと縁があった。子育て中は我が子の通う幼稚園で。そして今は代表理事を務めるNPO法人の保育所で。二十数年来のつきあいだ。

 同様に、これから四国で会おうとしている友達も一人は子どもの頃からの幼馴染。もう一人は学生の頃からの友人。二人ともふるさとの教会でいっしょに遊んだり語り合ったりした仲間。お互いに離れてほとんど会う機会もないのだが不思議なようにその繋がりは途絶える事がなかった。

 まだ踏み込む事のない土地に行こうとする時、そこにはその土地への興味というよりは、大切な友人が生きている場所を一度は訪れたいという気持ちがはずみになる。東北の旅もそうだった。
 そして山。観光旅行が好きでないばかりにわたしはどこにも旅せずに過ぎてしまったが、今は山という友もいる。人間の友がおいでよ!と誘ってくれるように、その土地の山から声がかかる。

 23日は剣山へ。明日22日に徳島に一泊し、早朝の電車で吹穴へ向かい、そこからバスで剣山の登山口の見の越まで。帰りのバスは見ノ越発14時15分のバスしかないから、お目当てのキレンゲショウマに我を忘れて見とれる事がないようにしなければ。

 下山後、電車と高速バスを乗り継ぎ愛媛に住む幼馴染のSの家へ。
 24日はもう一人の友人Kと三人で会い、夜は夏目漱石の「坊ちゃん」にも出てくる道後温泉へ。翌25日はSとSの友人とで石鎚山へ登る予定。  26日はSとSの家族と共に彼女の通う松山番町教会の礼拝へ出席する予定。午後は近隣の教会で松山地区の教会のバーベキューがあり、そこにわたしも連れていかれるようなのだが、驚いた事には、その教会の牧師はわたし達が渡米する前に通っていた北本市の教会のF牧師だそうだ。その牧師と家族にも25年振りで会う事になる。見知らぬ土地でなつかしい人達に会うというのはどんな気持ちがするのだろう。
 
 さて、明日は早い。もう寝なくては。


たりたくみ |MAILHomePage

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