たりたの日記
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ずいぶん久し振りに西岡たかしの歌を聴いた。 テレビの番組、五つの赤い風船の40周年記念のステージの中で。 西岡さん、ずいぶん老けてたけれど、声もトークも、あの頃の西岡さんのままで、なつかしいというよりは35年前のわたしが出てきていっしょに歌っていた。
当時、五つの赤い風船はテレビになど出ることはなかったから、わたしはただただLPレコードの中でしか、このフォークグループの事、西岡さんの事を知らなかった。 けれど、あまりにも繰り返し聞き、また歌っていたものだから、歌は身体の一部の溶け込んでしまった。
そのすっかり溶け込んでしまった歌を久々に聴きながら、15歳から20歳くらいまでの間、ちょうど子どもから大人へと移行する時期に、わたしはこの歌で育てられたんだなと改めて思った。 音、言葉、メッセージ、オリジナリティー、他のミュージシャンにはない特別なもの、自分にぴったりするものを感じていたが、それは今でも変ってはいなかった。
ただのなつメロじゃないんだなぁ〜、そのメッセージも昔のものじゃないんだなぁ〜。
♪あぁ〜、今も昔も変らないはずなのに なぜ、こんなに遠い。 ほんとのことを言ってください。 これがぼくらの道なのか。
西岡さんの新曲も、しっかり西岡さんの世界を伝えていて好きだった。 歌詞思い出さないけれど、今わたしが感じていることがそのまま歌になっているのだった。 15歳の時、なぜこの人はわたしが言いたい事を歌ってくれるの!って驚いたものだったけど、その事が今も新しく起るという驚き。
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