たりたの日記
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2007年07月10日(火) 雨の八幡平

山日記が少しも進まない。
今日は写真をファイルしたり、サイズや名前を変えたりするのに、失敗ばかり繰り返し、2時間近くもあれこれやっていた。
ともかく取り出したい写真は取り出すことができたから29日の日記はここに持ってこよう。

                *


6月29日(金)雨   八幡平へ


これから三日間の山歩きの初日、八幡平行きは朝からの雨だった。
盛岡駅着9時22分。そこから花輪線大更駅へ行き、そこで八幡平行きのバスを待つことにした。

いっかな降り止みそうにない雨、淋しい駅はしょぼしょぼといっそう淋しいかった。この天気では観光客もいない。バスには数名の山行きの格好をした人達だけ。
けれどけれど、この雨の八幡平は何とも良かったのだ。

予定を変更し、バスで山頂レストハウスまで。そこで蕎麦の昼食を取り、雨具やスパッツをつけ、傘を差して歩き始める。
鏡沼、ガマ沼、八幡沼の周囲を一周する2時間弱の散策コースだ。
ちょうどその頃、戻りのバスがやって来る事になっている。

霧の中に浮かぶ沼や地とうは幻想的で花々はいっそう可憐だった。もし今度来る機会があったら、またこのような雨の日にここを歩きたいと思ったほど、その景色は心に焼きついた。

深田久弥氏は「八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう」と「日本百名山」の中で書いているが、この日は雨の中の高原逍遥を、ほとんど人のいないその湿原の静寂を、心から味わう事ができた。
感謝!

大更駅からタクシーで焼き走り国際交流村へ。午後4時半からゆっくり温泉に入り、林の中の静かなケビンに宿泊。


























































































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